2026年4月17日より、香港で開幕した『2026ワールドカップ第2戦』。

大会2日目に実施され、窪木一茂が出場した男子オムニアム。予選を含めると5回の出走の末、銀メダルを獲得した窪木のレースをレポートしていく。

男子オムニアム

ルール:1日で4種目を1人でこなし、各種目で得たポイントの合計ポイントを競う過酷なレース。スクラッチ、テンポレース、エリミネーション、ポイントレースの順に実施していく。

 

大会2日目には男子オムニアムが実施された。出場人数が多く、予選のポイントレースを行って、勝ち上がった選手が本戦へと出場する形となる。 日本からはこの種目での『2025世界選手権』で銀メダル獲得の実績がある窪木一茂が出場。

この種目では、『ワールドカップ第1戦』で今村駿介が優勝したため、日本のエースといえる窪木一茂が、日本チームとしてワールドカップ2連勝を目指す形で男子オムニアムに出走した。

予選エントリーリスト1

予選エントリーリスト2

【スクラッチ】

第1種目は、トラック40周、総距離10kmのスクラッチ。 レースは40周回を最も速く走った選手の勝ちとなるシンプルなルール。

スタート直後に逃げが決まり、フランス、カザフスタン、香港の選手が逃げて、メイン集団を一周追い抜き(通称ラップという)し、メイン集団の他の選手たちは―1周が付く展開。窪木はこの動きについていくことができなかった。

その後も、アメリカ、オランダ、スペインなど強豪国が集団から抜け出しては吸収をされる形となる。最後には集団内の良い位置でフィニッシュをするも、得意種目のスクラッチで8位というスタートを切る形となった。

【テンポレース】

第2種目のテンポレースでは追い上げたいところだったが、ここでもなかなかスイッチが入っていかず。しかし、窪木は終盤に集団を1周追い抜きするラップを決めて20ポイントを獲得。この種目を4位で終えて、暫定総合順位を上げていく。

【エリミネーション】

第3種目はエリミネーション。 この種目は2周に1回、最後尾の選手がレースから除外されていくというサバイバルレース。最後まで残った選手が勝ちとなる。 そしてこのレースから積極的なレースを見せる窪木。常に集団前方に位置しながら巧みなレースを展開していく。 集団が徐々に小さくなっていき、少しずつ選手たちが除外されていくと3人となったレースに窪木の姿も残っていた。 窪木、この種目の世界チャンピオンであるアルベルト・トーレス(スペイン)、そしてマシュー・ボストック(イギリス)の3人の勝負となる。

しかし、誰が最後まで生き残るのか期待が高まる中で、3人の中で最初に脱落したのは窪木だった。 早々と諦める様子を見せて除外されてしまい、この種目を3位で終える。その後はボストックとトーレス・バルセロとの一騎打ち。 この一騎打ちを制したのはボストック。イギリスのボストックが1位、2位にアルベルト・トーレス・バルセロ、3位が窪木というエリミネーションの結果となった。

【ポイントレース】

ここまで3種目を終えて、暫定順位はオランダのフィリップ・ハイネンが106ポイントで1位。 2位に96ポイントで窪木。

3位がフランスのオスカー・ニルソン ジュリアン(90ポイント)。 4位がエリミネーションで1位となったマシュー・ボストック(86ポイント)。そして5位にこの種目の世界チャンピオン、アルベルト・トーレス(84ポイント)という順位とポイントで最終種目がスタートした。

エリミネーション後の暫定総合TOP5

暫定順位 選手名 所属 暫定ポイント
1位 フィリップ・ハイネン HEIJNEN Philip オランダ 106
2位 窪木一茂 日本 96
3位 オスカー・ニルソン ジュリアン NILSSON JULIEN Oscar フランス 90
4位 マシュー・ボストック BOSTOCK Matthew イギリス 86
5位 アルベルト・トーレス TORRES BARCELO Albert スペイン 84

ポイントレースで一発逆転を狙う窪木だが、レースは暫定1位であるオランダのヘイネンが窪木にピタッとくっつくように常にマークしていく展開。

 

両者を含めた上位集団は、中盤にメイン集団を1周追い抜きするラップを2回成功させ、40ポイントを加算していく。

しかし、肝心のポイント周回では、窪木がポイント差を縮めると、ヘイネンが再び取り返す形でポイントを獲得していき、差が詰まらず。

最終結果として、ヘイネンが156ポイントを獲得。窪木は惜しくも金に届かず148ポイント。

3位に、暫定4位でスタートしたマシュー・ボストックが137ポイントを獲得して、表彰台メンバーの確定となった。

男子オムニアム リザルト

順位 選手名 所属
1位 フィリップ・ハイネン HEIJNEN Philip オランダ
2位 窪木一茂 日本
3位 マシュー・ボストック BOSTOCK Matthew イギリス

最終結果PDF

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