2026年3月6日より、オーストラリア・パースで開幕した『2026ワールドカップ第1戦』。
外の気温は取材班の車では46度と灼熱と化したパースの舞台で大会2日目の7日に実施された女子スプリント。
レース前にジェイソン・ニブレット短距離ヘッドコーチにうかがった今大会の狙い。それは、今大会を佐藤水菜の”スプリントの修行”としての大会とすること。佐藤の修行、そこで得た結果は?
予選は佐藤がトップタイム
世界各国から19人がエントリーした女子スプリント。
前日のチームスプリントに出場し金メダルを手にした中国のユアン・リインとワン・リーファン、銀メダルのリー ソフィー・フリードリッヒ(ドイツ)、パリオリンピックでのスプリント金メダリストのエリース・アンドリュース(ニュージーランド)など、強豪が参戦した。
予選の200mFTT(助走付きタイムトライアル)では、UCIランキング首位の佐藤が最終走者で、トップタイムの10秒329を記録した。
予選上位3選手
| 順位 | 選手名 | 所属 | 予選タイム | |
| 1位 | 佐藤水菜 | 日本 | 10秒329 | |
| 2位 | リー ソフィー・フリードリッヒ | FRIEDRICH Lea Sophie | ドイツ | 10秒458 |
| 3位 | 苑丽颖 ユアン・リイン | YUAN Liying | 中国 | 10秒521 |
2回戦・準々決勝をストレートで通過
予選をトップで通過した佐藤の出番は2回戦目から。
2回戦の相手は予選17位のニッキー・デグレンデル(ベルギー)。
1本勝負の戦いで、デグレンデルを外から捲くって先着する。
続く準々決勝は予選8位、相手は開催国オーストラリアのアレシア・マカイグ。
2本先取で勝ち抜けとなる準々決勝は、佐藤がストレートでマカイグを下して準決勝へと駒を進めた。
準決勝 パリ五輪覇者との戦い
エリース・アンドリュース(ニュージーランド)
準決勝の相手は予選4位、パリ2024オリンピックでこの種目の金メダルを獲得したエリース・アンドリュース(ニュージーランド)。
1本目をアンドリュースが制し、迎えた2本目。
佐藤が前、アンドリュースが後ろの配置でレーススタート。
歩くようなスピードでゆっくり進む両者だが、1周を迎えるところで佐藤がスピードを緩めると、アンドリュースが前へ。
位置関係が変わり、佐藤が後ろから攻める形となる。
一気にヒートアップしたかのように加速していく両選手は最終周回に入ってスプリント体制へ。
佐藤が後ろから徐々に追い込んでいき、最終ストレートではほぼ並びかけていくが、最後は僅差で届かず。佐藤は決勝に進めず、3位決定戦へと回る結果となった。
3位決定戦 佐藤vsフリードリッヒ
予選トップの佐藤、予選2位のリー ソフィー・フリードリッヒ(ドイツ)の対戦となった3位決定戦。
1本目は佐藤が後ろから攻める形となった。1周目はお互いが様子を見る形で進み、残り2周へ。
徐々に佐藤が加速していくと、前で同じように間隔を保ちながら加速していくフリードリッヒ。
フェイントやバンクの上下を使いながら佐藤が動くが、距離間が詰まらないまま最終周回へ。
全開で踏み出していく佐藤が最終コーナーに向けて追い上げていくが、最後は僅差の勝負。
タイヤ1本分ほどの差でフリードリッヒが先着し、1本目を制した。
