チリ・サンティアゴを舞台に、10月22日より開幕した『2025世界選手権トラック』。
初日に実施された男女のチームパシュートの模様をお伝えする。
初日は男子の予選と1回戦、女子の予選を実施。
大会2日目に、順位決定戦(女子はその前に1回戦)が行われる。
女子チームパシュート 予選
女子には13チームがエントリー。上位8チームが翌日の1回戦へと進出する。
日本チームは予選3番目のスタートで池田瑞紀、内野艶和、垣田真穂、梶原悠未の4人(出走並び順に記載)。高速トラックでの日本記録更新(パリ五輪で記録:4分13秒818)に期待が掛かった。
2024年の世界選手権には出場していなかった日本にとって2年ぶりの世界選手権となった4人のレース。これまでは梶原が第1走となって走っていたが、今回は初の並びとなり、スタートは池田がチームを引き連れて加速していく。
折り返しとなる2km通過で池田が離脱すると、残りは内野、池田、梶原の3人。2km~3kmは、ややスピードが落ちたものの、残りの1kmで再び加速しフィニッシュタイムは4分17秒897。日本記録には4秒ほど届かなかったものの、暫定トップとなる好タイムで後続の結果を待つことになる。
その後はイタリア、イギリス、ドイツ、オーストラリア、ベルギーなどの強豪国が日本を上回り、日本チームは予選6位として明日23日の1回戦へと駒を進めた。
予選トップ3+日本の結果 | ||
順位 | 国名 | タイム |
1位 | イタリア | 4分9秒609 |
2位 | イギリス | 4分9秒865 |
3位 | ドイツ | 4分11秒462 |
6位 | 日本 | 4分17秒897 |
選手コメント
内野艶和選手コメント
前日の調整で脚が重く感じて不安だったのですが、オーダー通りに自分が牽ける分は牽いて、後は他のメンバーが助けてくれました。走り出してからは悪くないなという感じだったので、自分がやるべきことに集中して走りました。2ローテ目でペースを落としてしまったので、そこはしっかりと耐えて、落とすことなく次に渡せるようにしなくてはならないと思います。
垣田真穂選手コメント
4人でしっかりまとめてゴールすることができて良かったなと思います。スタート前はなぜか緊張感がまったくなくて、それが逆に不安だったのですが、しっかりと集中して走ることができました。悪くない走りだったと思います。1回戦に向けては、まずは設定したタイムで走り切ることが大前提なので、最後までキープして走り切れればと思います。
池田瑞紀選手コメント
(第1走で)めちゃくちゃ緊張しました……でも、走り出してからはやるべきことをやるしかなかったので、とにかく集中して走りました。設定タイムで走ることができたましたが、ペースが急に上がってしまう瞬間もありました。自分の感覚とみんなの感覚は違うので、動画を見ながら実際に後ろについていてどうだったかを聞きたいです。綺麗に回ることができたらもっと上げていくことができると思うので、がんばります。