女子個人パシュート

2/2 Page

女子ポイントレース

そして、4日間にわたる大会の最後の種目として行われたポイントレース。

直前の個人パシュートで日本記録を更新した内野が、ここでも躍動する。

全8回のポイントのうち、7度にわたって1着を取る圧倒的な走りでを見せ、計43ポイントを獲得。文句なしの優勝を遂げた。

内野は4日間で出場した全種目で優勝(スクラッチ、エリミネーション、個人パシュート、ポイントレース、オムニアム、チームパシュート、マディソン)。7冠を達成し、大会を締め括った。

順位 所属 選手名 ポイント
1位 内野艶和 チーム楽天Kドリームス 43
2位 水谷彩奈 チーム楽天Kドリームス 25
3位 池田瑞紀 チーム楽天Kドリームス 21

リザルト

個人パシュート/ポイントレース優勝:内野艶和

Q:個人パシュートでは予選から4分45秒。手応えはいかがでしたか?

悪くない感触でした。この後でどれくらい疲労が来るか、と思いながらの決勝だったので、日本記録が出せて本当に驚いています。

Q:日本記録は意識していなかった?

そうですね。予選で日本記録から4秒離れていましたし、コンディションの面でも、ダニエル(・ギジガー)コーチからも「(記録は)難しいだろうから、綺麗にペースを保って走れたら」という話をされていました。

Q:ゴールした瞬間、日本記録には気づいていましたか?

いや、場内のアナウンスで気づきました(笑)。本当に意識していなかったので、まさかでした。

Q:続くポイントレースでも優勝。レース前はどのような考えでしたか?

4人でのスタートだったので、どういう展開になるかもわからないですし、どのポジションを取ってもキツいレースになるだろうと考えていました。ただ、それは周りも一緒なので、休むところは無かったとしても、自分で動かしていこうと。キツかったですが、正しい判断だったと思います。

Q:出場全種目優勝の7冠。あらためて、振り返っていかがでしょうか?

すごくハードでしたが、日本に帰ってきてたくさんの方から応援をいただき、毎日元気をもらえました。後輩たちもすごく強いので良い刺激をもらえて、次の世界選手権に向けてすごく良い経験になったと思います。

【現地写真付きレポート】内野艶和&池田瑞紀がワンツーフィニッシュ!欧州ロードレースで活躍するトラック競技ナショナルメンバー

Q:世界選手権への思いを聞かせてください。

まだどの種目で出られるかわからないですが、メダルを持って帰ってこられるように頑張ります。

Q:特に意識している種目は?

チームパシュートに関しては、もっとタイムを上げていけるんじゃないかと感じています。ロサンゼルスオリンピックを見据えて、みんなでしっかりと課題を詰めていって、チームパシュートでメダルを取ることができたら、と思っています。

【2025全日本選手権トラック】日本一を懸けた戦い エリートクラスのメダリストたち