中野慎詞 インタビュー
Q:戦いを終えて、率直な感想をお聞かせください。
予選でもう少し早いタイムを出せるかと思っていたのですが……いい順位で予選を抜けないと、早い段階で強い選手と当たってしまうことになる。対戦ラウンドで楽に勝ち上がるためにも、もっといいタイムを出さなければいけないなと思います。
Q:予選は自己ベスト(9秒479)のタイムでしたが、納得はできていない?
高速バンクでのタイムなので、そこまで早くはないと思います。
昨日のケイリンでは、自分で2周仕掛けたうえで9秒4くらいで上がれていたので、もっと早いタイムを出せたはずですし、出さなければいけないなと感じます。
Q:昨日のケイリンを終えて、体の疲れはなかったですか?
アジア選手権もハードなスケジュールだったので、特に気にするほどではありませんでした。
Q:1回戦、2回戦は中野選手らしい素晴らしい走りでした。
ジェイソン・ニブレット コーチと話したとおりに、うまくレースを運べたと思います。
Q:マシュー・リチャードソン選手との準々決勝は、どのような考えでしたか?
相手の苦手なところを突いていくような戦略を立てていました。相手はスローペースから短い距離のダッシュで勝負を組み立てるタイプですが、僕は長い距離を踏んでいくタイプ。そこのギャップをつければと思ったのですが、相手が警戒していたこともあり、車間が開きすぎてしまいました。精度の面で問題がありましたね。
シンプルに力の差もありますが、もっと戦術の部分も磨きをかけていかなければならないと思います。
Q:世界トップの背中は見えてきましたでしょうか?
今日のレースも、もう少しうまくやれていれば、勝てたかはわからないですがもっと苦しめられたと思います。
一歩ずつ、少しずつですが、近づいてきているとは思います。地道に頑張っていきます。
Q:アジア選手権、ネーションズカップと続いた今シーズンの始まり。あらためて振り返ってみていかがですか?
今大会で金メダルは取れませんでしたが、レース内容も含め、去年よりも強くなっていると感じています。
もっともっと磨いていって、世界一を目指して頑張ります。