自転車トラック競技の選手は一般の人と比べてどれほど強いのか?そんな疑問を持った編集部。
「そうだ!ジェイソンと戦ってみよう!」
と安易な考えから始まったジェイソン・ニブレット短距離ヘッドコーチ(※注:選手ではないですが……)との対決企画。
More CADENCE木村編集員vsジェイソンコーチのデスマッチ、その最終戦をレポートする。
勝負の舞台となったのは、伊豆ベロドロームの隣に位置するサイクルスポーツセンターの遊園地。
第1回戦はサイクルスインガーでのぐるぐる勝負。ジェイソンコーチの圧倒的な勝利によって、日本代表を束ねるコーチの強さの証明が成された結果となった。リベンジに燃える木村が臨んだラウンド2、おもしろ自転車におけるレースでもジェイソンコーチによる圧勝劇が展開された。
しかし!
第3戦ではジェイソンコーチによるまさかの失格劇。木村編集員が奇跡の逆転を果たす事態となった。
ここまではジェイソンコーチが総合10ポイントを獲得、一方の木村は15ポイント。
第3戦は審判の独断によってジェイソンコーチが失格になった。情状酌量の余地もあり、その後の抗議の結果、最終戦は逆転が可能となる10ポイント制が決まった。尚、敗者はポイントを得ることができない。勝った方が総合優勝を手にする形となる。
運命を決める最終戦は水上自転車勝負。
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レース前、ちょっとChill中の2人
ペダルを踏むことで進む水上自転車でスタートラインから2周、先着したものの勝ちとなる。いわば水上自転車を使ったスプリント対決。
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ルール協議中
今回は体力に劣る木村編集員をイン側、そしてジェイソンコーチをアウト側にして体力的なハンデを無くす形で出走が決まった。
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出走を控える両者
レースがスタートすると、まずは並んで進んでいく木村編集員とジェイソンコーチ。そして最終戦の気合からか、木村がリードして1コーナーに差し掛かっていく。
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リードする木村編集員
これは木村がリードする展開で進むのかと思ったところ、レース巧者のジェイソンコーチが勝敗を決める大きな動きを見せていく。木村編集員がコーナーで外に膨らんだところで後ろからインを突いたジェイソンコーチ。一気に形成は逆転し、ジェイソンコーチが内で前、木村編集員が外になってしまった。
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すかさずインを突いたジェイソンコーチ(流石)
しかし勝負は最初のコーナーに差し掛かったばかり、まだまだ逆転の余地はあると思われたが……
その後もインを閉めて並びかける木村に合わせてペダルを踏みこみ木村の体力と精神力を削っていくジェイソンコーチ。一方の木村は時が経つにつれて目から光が失われていく。
最終周回にリードした形で入ったジェイソンコーチは外側に向けて一回木村編集員をけん制すると、勝利を確信しフルスロットルでペダルを回し始めてしまう。もう追いつかない木村編集員も最後まで諦めなかったものの、最後はジェイソンコーチが大差の先着。
1着にジェイソンコーチ、2着に木村編集員。最後は10ポイント制となったため、ジェイソンコーチが総合ポイントを20に伸ばして逆転。現ナショナルチーム短距離ヘッドコーチとしての威厳を示す結果となった。
第4回戦 水上自転車対決 | |
勝者 | 敗者 |
ジェイソン(20ポイント ※通算) | 木村(15ポイント ※通算) |
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称え合う両者
日本ナショナルチーム短距離ジェイソンヘッドコーチ対More CADENCE木村編集員の4本勝負。シーソーゲームとなった熱戦はジェイソンコーチの勝利で幕を閉じた。