人はどこまで速く、どこまで強くなれるのか?その問いに終わりは無いのかもしれない。
予選と決勝、1日に2回も世界記録が塗り替えられた男子個人パシュート模様をお伝えする。

10月16日よりデンマーク・バレラップにて開幕した『2024世界選手権トラック』。
大会3日目(18日)に行われた男子個人パシュートは、ジョナサン・ミラン(イタリア)が優勝した。

男子個人パシュート

男子個人パシュートには21人が出場。
日本からエントリーした松田祥位のほか、前日のチームパシュートで会場を熱狂の渦に巻き込んだデンマークのカールフレデリック・ビーボルト、チームパシュートでは惜しくも銀に終わったイギリスからチャーリー・タンフィールド、前年の銀メダリストであるダニエル・ビッガムら強豪が勢揃いした。

予選でのタイム上位4人がメダル決定戦に進む形で実施される。

予選スタートリストPDF

予選

ホームとバックに分かれて実施された予選。松田は第9組目のスタートとなった。松田のタイムは4分19秒908。全体の18番目のタイムとなり予選通過はならず。

予選1位は、世界記録を更新したジョシュ・カールトン(イギリス:3分59秒304)。

2位にジョナサン・ミラン(イタリア:4分00秒296)、3位にダニエル・ビッガム(イギリス:4分01秒671)、4位にチャーリー・タンフィールド(イギリス:4分04秒040)となった。

予選結果PDF

決勝

チャールトンがホーム、ミランがバックに分かれたレース。序盤からミランがリードを奪い、お互いに周回を重ねていく。

1秒ほどのリードで序盤はミランが先行するとチャールトンが徐々に追い上げていく展開。終盤に入り1周毎にコンマ1秒ほどチャールトンが詰めていくが、最終的にはミランが逃げ切りを果たし、フィニッシュタイムを新世界記録となる3分59秒153とした。

優勝は世界記録を更新したミラン、2位にチャールトン、3位にダニエル・ビッガムという表彰台となった。

選手名 チーム タイム
1位 ジョナサン・ミラン MILAN Jonathan イタリア 3:59.153
2位 ジョシュ・カールトン CHARLTON Josh イギリス 4:00.232
3位 ダニエル・ビッガム BIGHAM Daniel イギリス 4:03.807

メダル決定戦結果PDF

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