垣田真穂がオムニアムに続き個人種目2冠を達成。団体種目と合わせるとこの大会で4つめの金メダルを獲得した。
伊豆ベロドロームで開催されている『2024全日本選手権トラック』、3日目に実施された女子スクラッチの模様をお届けする。

スクラッチのルール

「トラックで行われるロードレース」とも言われる「最後に1着でフィニッシュした人が勝ち」のシンプルなルール。
女子は10km・40周で実施された。

本大会の中長距離2種目めの出場となる佐藤水菜のほか、内野艶和、池田瑞紀、垣田真穂のチーム楽天Kドリームス勢に加え、大学生選手3人の計7人が出走。

レースは各選手が細かく仕掛けあい、決定的な逃げにはつながらないもののペースの上がり下がりが続くタフな展開となったこのレース。

大きくレースが動いたのは残り10周。アタックした内野に垣田がついていき、2人で先頭を交代しながら後続との差を広げていく。
残り5周の時点でその差は半周ほどとなる。集団もペースをあげていくが、前2人との差は縮まらずに最終周回へ。

最終周、内野と垣田による優勝争いで早めに前に出たのは垣田。すぐ後ろから内野が懸命に追いかけるが、1車身ほどの差を保ち最終ストレートへ。そのまま先頭で駆け抜けた垣田がオムニアムに続く個人種目2冠目を獲得した。

3位争いは池田瑞紀と佐藤水菜。最後の直線に入った時点では池田がリードしていたが、持前の瞬発力を見せた佐藤がゴール戦前で池田を差して3着となった。

順位 選手名 所属
1位 垣田真穂 チーム楽天Kドリームス / 早稲田大学
2位 内野艶和 チーム楽天Kドリームス
3位 佐藤水菜 チーム楽天Kドリームス

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優勝:垣田真穂選手インタビュー

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