2023年9月に中国・杭州で行われた『2022年*アジア競技大会(Asian Games)』。自転車トラック競技では日本勢が10冠と大活躍したこともあり、記憶に新しい方も多いだろう。
※1年延期で実施されたため、大会名としては「2022年」となる
このアジアのトップ選手が集まる「アジア版オリンピック」は4年に1度の開催。次は2026年、愛知県名古屋市を中心に実施される。
これまでの開催(抜粋)
第1回 | 1951年 | ニューデリー(インド) |
第3回 | 1958年 | 東京 |
第12回 | 1994年 | 広島 |
第20回 | 2026年 | 愛知・名古屋 |
自転車トラック競技の会場は……
ご存知の方も多いだろうが、日本は「競輪場」という形で全国各地に自転車競技ができる競技場がある。2026年アジア競技大会の中心地となる名古屋には名古屋競輪場、少し場所を変えて、豊橋にも豊橋競輪場がある。
もしやここで自転車トラック競技をやるのか?
だとすれば、普段競輪しか見ないファンの皆さまにトラック競技を見ていただける絶好の機会!
……と思いきや、残念ながら(?)会場はトラック競技ファンにお馴染みの伊豆ベロドローム。東京オリンピックで自転車トラック競技を行なった会場であり、日本代表(ナショナルチーム)の練習拠点でもある。
淡い夢を見てしまったが、やはり「国際基準の木製250mトラック」が必要という点は揺るがなかったらしい……
とはいえ、伊豆ベロドロームはナショナルチームメンバーにとってはホームバンク。圧倒的に有利な環境であることは違いなく、見に来る方にとっても過去実績のある会場ということで、安心して来場していただけるだろう。
名古屋競輪場で◯◯◯が行われます!
だが嬉しいことに、名古屋競輪場が「BMXレーシング」の会場になるとのこと!
BMXレーシングは、起伏のあるコースをジャンプを駆使しながら駆け抜ける自転車レース。トラック競技選手としては長迫吉拓、競輪選手としては古性優作などがBMXからの転向選手として有名だ。
名古屋競輪場ではBMXコースを建設中で、並行して定期的にBMX体験会も実施している。2022年のニュースによると、BMXコースは2025年4月にオープン予定となっている。
名古屋競輪場にBMXコース設置へ アジア大会競技誘致を視野に
普段競輪しか見ていない方にとっては、行き慣れた場所で自転車競技を間近に見る絶好のチャンスとなりそうだ。