中野慎詞コメント
自分の仕事は4周しっかり牽いて、残った3人にバトンを繋ぐことでした。ダニエル・ギジガー中長距離ヘッドコーチからは「すごく良いペースで走ってくれたし、予選を上がるならあのペースが必要だった」と言われたんですが、もう少し綺麗にラップを刻めたら良かったです。ちょっと(ペースが)速い状態になってしまいました。
良い部分を言えば、初めてのオリンピックで体がよく動いたということになるかなと思います。
今日でオリンピックの感覚は掴めたと思います。(自分が次に出場する)ケイリンまでまだ少し時間があるので、そこでベストを出せるよう頑張っていきたいです。
Q:タイムなども踏まえて、振り返っていかがでしょう。
自分のやるべきことは完璧ではなかったと思います。難しい判断がありました。1kmが速すぎちゃったのかなということも思いますが、出場チーム全体としてタイムが速いので、僕の経験値で細かい部分を語るのは難しいです。すみません。
Q:チームパシュートを過去に走ったのは?
高校生ぶりです。国体などを走りましたが、それだけです。
Q:チームパシュートの練習期間はどれくらいでしたか?
出場種目が発表されてから、1週間に2回とか……少ない中でのトレーニングだったので、その分集中して取り組んでいました。1周ごとのラップタイムを綺麗に刻むような走りになるよう練習していました。短い期間でしっかり仕上げて走れたということは、良かったと思います。
Q:チームパシュートの練習とケイリンの練習の両立は難しかったかと思います。
そう思うとマイナスになってしまうので。ただ繋がる部分は多かったと思います。1kmを走るということで、得意なロングスパートに繋げようと捉えて、持久力の面を強化できました。そこまで難しかったというよりは、柔軟にできたと思います。
普段できないトレーニングでしたが、普段気づかないことに気づくことができました。自分にとってプラスになった期間だったと思います。色々な意見があったとは思いますが、最大限自分の力を発揮したいと思って臨みました。
今村駿介コメント
Q:全体としていかがでしたか?
本当に不甲斐ない走りでした。オリンピックに向けた各国の仕上げも分かっているつもりでしたが、ここにピークをやっと持ってくるようでは戦えない、そういうタイム差を突きつけられました。
Q:メンバー構成という要素もありましたが、それ以外の原因もあったということでしょうか。
自分のキャパシティを超えるものを積み上げてこれなかった、ということが悔しいです。自信を持って、「本当に戦うんだ」という気持ちでスタートラインに立つ準備をしてこれなかった。それが本当に悔しいです。
Q:オリンピックという舞台はいかがでしたか?
この熱気の中で走れたことは、僕の経験としてとても大きなものになりました。この日を絶対忘れないです。
次のレース予定
トラック競技2日目は8月6日、日本時間8月7日0:30からスタート。女子チームパシュート(日本チーム出場)、男子チームスプリント(日本チーム出場)、男子チームパシュートが行われる。
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