世界10ヶ所目のWCCサテライトセンター

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日本選手への恩恵

日本(静岡県伊豆市)のWCCサテライトセンターをはじめ、アジアのサテライトセンターでは、アジア選手を対象としたトレーニングキャンプが度々実施されている。元世界チャンピオンのリー・ワイジー(李慧詩:香港)らを輩出してきた実績あるキャンプだ。

新たに設立された上海のWCCサテライトセンターでも、近々トレーニングキャンプが実施されるかもしれない。そうなれば日本の”オリンピアンの卵たち”にとっても、海外経験を高いレベルで積むことができる貴重な機会となるだろう。

世界最大のWCCサテライトセンターの数を誇るアジア。今後の更なる自転車競技の発展に要注目だ。

関係者コメント

上海へのWCCサテライトセンター設立に関するUCI公式リリースから、関係者のコメントを一部抜粋・意訳にてご紹介する。

UCI会長 ダビデ・ラパルティアン氏「発展をさらに加速」

上海WCCサテライトセンターによる活動は、アジアという重要な地域での自転車競技の発展をさらに加速させていくでしょう。

本サテライトセンターを設立するにあたり、IOC(国際オリンピック委員会)会長のトーマス・バッハ氏、中国オリンピック委員会 会長のガオ・チダン氏から支援をいただけたことをとても嬉しく思います。

ジャック・ランドリー氏「拡大するアジアの重要性」

UCI WCC ディレクター

中国におけるWCCサテライトセンターの設立は、同国だけでなく周辺地域や世界各地での自転車競技の発展に向けた歓迎すべき一歩です。

自転車競技の発展において、中国そしてアジアの役割・重要性は拡大しつつあります。そして中国・アジアにはその役割を担うポテンシャルと意志があります。上海の新たなサテライトセンターによって更なる発展が期待できるでしょう。

14億人の人口を誇る中国による自転車競技発展への活動をUCIは歓迎します。

ワン・ハイウェイ氏「世界の一流選手たちと肩を並べる」

中国自転車競技連盟 副会長 兼 上海自転車競技連盟 会長

WCCサテライトセンターに名を連ねることができとても嬉しく思っています。上海のサテライトセンターの設立は、中国そしてアジアの自転車競技発展における新たな幕開けを意味します。

オリンピックなど、世界トップの舞台で輝くことを夢見る多くのアジア選手たちを支援し、より多くのアジア選手が世界の一流選手たちと肩を並べられるよう尽力していきます。

我々が主な支援対象としているのは、アジア各国の素質ある若手アスリートたちです。トラック・BMX・ロードにおいてハイレベルなトレーニングを提供していきます。その他コーチやメカニック、コミッセール(審判員)の育成にも努めていきます。

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