窪木一茂
Q：6位という結果を振り返っていかがでしょう。
嬉しくはないですね。前回メダルを獲っていましたし、今村選手とのコンビネーションはすごく良いと感じているので、この結果は悔しいです。
Q：顔ぶれもレース内容もハイレベルだったと思います。
オリンピック前最後のレースなので悔いの残らないように、と挑みました。
Q：100周を切ったところでアタックが決まりましたね。一時は3位まで浮上しました。
他のチームがキツそうだったので「いこう、いこう」とは思ってたんですが、躊躇して遅くなってしまいました。脚自体はすごく良かったし、100周まではだいぶ休めていたので良かったんですが、作戦のところで今ひとつでした。判断ですね。
ネーションズカップは各大会ごとにメンバーが違うし、最終日だとフレッシュな選手も多いです。そういう部分もあって少し難しくなってしまいました。
Q：オリンピック前最後の大会が終わったわけですが、どのようなことを考えていますか？
ここでひと段落して、パリに向けてあと3ヶ月しっかりと練習するしかありません。1日1日を大事にやっていきます。短距離勢に負けないように頑張ります！
今村駿介
Q：6位の結果でした。
200周しっかり戦える力がないと、やっぱり上位には勝てないんだなと感じました。
Q：作戦としてはどのようなことを考えていたんでしょう？
昨日（大会2日目）窪木さんはオムニアムを走っていますが、その一方でマディソンだけにかけているチームも多い。そういうチームがどんどん戦っていくだろうことは予想できたので、後半に勝負をかけていこう、と話をしていました。
Q：まさに後半突入、100周過ぎたところでアタックが決まりました。
前半で動いている選手たちが少し休むタイミングが、100周を切ったあたり。そこで仕掛けられたことは良かったんですが、1ラップ獲ってから次の攻撃に備えられなかったのがこの結果に終わった理由なのかなと思います。
ラップしたところで少しフッと落ち着いてしまいました。ラップで終わりではなく、ラップの「次」を目がけるという意識がないといけません。それが今の弱さなのかなと感じます。
Q：とはいえ、ハイレベルなメンバーの中で決して悪くはない成績だったと思います。
動けているのは確かだと思います。それをどこで使うのか、どの選手を見るのか、そういう部分をもっと精査できれば良いですね。前半で貯金を作った上で1ラップできれば、上位の争いに加われるのかなと思います。
橋本英也
Q：ハイレベルな戦いを終えていかがですか。
思ったより楽だったな、というのが第一の感想です。作戦としては「後半勝負」だったんですが、楽にレースを見ることができた一方、動かすタイミングを見失ったレースでもありました。ラップしにいくのに躊躇したところもありましたし、攻撃的ではない走りになってしまったと思います。脚の状態自体はとても良いものでした。脚を残して終わってしまったのがとても悔しいですね。
Q：ここからどのようなことを詰めていきますか？
チームパシュートとマディソンのトレーニングを第一フォーカスとしていきます。チームパシュートで走らせてもらうからには3分40秒前半を出したいですね。有酸素と無酸素のトレーニングをしっかり行なっていきます。そしてマディソンでも金メダルを狙いたいので、ペアになった相手と一緒にメダルを獲れるよう頑張っていこうと思います。
Q：日本も強くなりましたよね。
本当にそう思います。お互いに切磋琢磨し、チームパシュートの4人枠を獲ることができました。たった1枠の出場者として出た東京が終わった時「次は4人で出たいな」と思いました。それが達成でき、すごく良かったんじゃないかなと思います。男女ともに強くなって（中長距離として）8人で行けるのがとても嬉しいです。
