オリンピックランキングとは?

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男子チームスプリント(8枠設定・各国1枠)

順位 オリンピックポイント
1位 オーストラリア 8175
2位 日本 6832.5
3位 オランダ 6540
4位 イギリス 6401.25
5位 中国 6337.5
6位 フランス 5887.5
7位 ドイツ 5733.75
8位 チェコ 4552.5
—–出場権獲得ライン—–
9位 ポーランド 4530
10位 イタリア 4507.5

日本は現在2位。9位のポーランドとは2302.5ポイント差。仮にポーランドがネーションズカップ第3戦で優勝したとしても1600ポイントの加算で追い抜かれることはないため、日本は「チームスプリントの枠を確保済み」と言える。

チームスプリントで出場枠を獲得した上位8ヵ国は、スプリントケイリンにも出場枠が与えられるため、日本はチームスプリント・スプリント・ケイリンに出場が可能となる(そのため、スプリントとケイリンのランキングは割愛)。最大人数でパリオリンピックへ挑むことは間違いない。

女子チームスプリント(8枠設定・各国1枠)

順位 オリンピックポイント
1位 イギリス 7500
1位 中国 7470
3位 ドイツ 6960
4位 メキシコ 6172.5
5位 ポーランド 5868.75
6位 ニュージーランド 5790
7位 オランダ 5407.5
8位 フランス 5403.75
—–出場権獲得ライン—–
9位 カナダ 4852.5
10位 マレーシア 3773.25
11位 アメリカ 3514.5
12位 ベルギー 2974.5
13位 日本 2880

日本チームは2024シーズン女子チームスプリントでの出場はしていない。枠獲得を目指すのは切り上げ、個人種目での枠獲得・強化に舵を切っている。

女子スプリント(30枠設定・各国最大2枠)

順位 オリンピックポイント
1位 ★イギリス 5155
2位 ★ドイツ 5085
3位 ★フランス 4530
4位 日本 3885
5位 ★ニュージーランド 3855
6位 ★中国 3820
7位 カナダ 3590
8位 ★オランダ 3295
9位 コロンビア 3070
10位 イタリア 3035

★=チームスプリント8位以内の国 日本は★チームを除いた中で1番上の順位

女子ケイリン(30枠設定・各国最大2枠)

順位 オリンピックポイント
1位 ★ドイツ 4860
2位 日本 4475
3位 ★ニュージーランド 4110
4位 ★フランス 4027.5
5位 ★イギリス 3985
6位 コロンビア 3930
7位 ベルギー 3902.5
8位 ★オランダ 3405
9位 オーストラリア 3200
10位 カナダ 3118

★=チームスプリント8位以内の国 日本は★チームを除いた中で1番上の順位

短距離個人種目でのオリンピック出場を目指す短距離女子。チームスプリントで枠を取れる国を除き、日本はスプリント・ケイリンともに上位。個人種目は問題なく出場できる予定。

男子チームパシュート(10枠設定・各国1枠)

順位 オリンピックポイント
1位 デンマーク 9285
2位 ニュージーランド 9230
3位 オーストラリア 9000
4位 イタリア 8800
5位 日本 7770
6位 ドイツ 7300
7位 イギリス 7233
8位 フランス 7050
9位 カナダ 6690
10位 ベルギー 6395
—–出場権獲得ライン—–
11位 中国 5450
12位 アメリカ 4824

チームパシュートは上位10か国に出場枠が与えられる。日本チームはネーションズカップ第2戦のメダル獲得もあり、5位までジャンプアップ。11位の中国とは2320ポイント差だ。

ネーションズカップのチームパシュートで優勝したときに獲得できるポイントは1600ポイント。仮に中国がネーションズカップで優勝しても日本を追い越すことはないため、日本がチームパシュートでパリオリンピックに出場することはほぼ確定となった(正式にはUCIからの決定を待つ必要があるが)。

チームパシュートで枠を取れればマディソン、オムニアムの枠も獲得できるため、日本は3種目への出場が可能となった(マディソン・オムニアムのランキングは割愛)。

女子チームパシュート(10枠設定・各国1枠)

順位 オリンピックポイント
1位 ニュージーランド 10650
2位 イギリス 9030
3位 オーストラリア 8530
4位 アイルランド 7525
5位 イタリア 7240
6位 日本 7030
7位 カナダ 6880
8位 アメリカ 6850
9位 ドイツ 6840
10位 フランス 6655
—–出場権獲得ライン—–
11位 中国 6440
12位 ポーランド 4075

これまで出場権獲得ギリギリのラインを彷徨っていた日本の女子中長距離チームだったが、ネーションズカップ第2戦のメダル獲得によって大幅ランクアップし、現在は6位。4月上旬に行われたパン・アメリカ選手権でカナダ・アメリカがランクアップしたものの、日本の順位までは脅かされなかった。

安全圏にはいるものの、11位の中国とは590ポイント差。日本としてはとにかく「中国に負けない!」が至上命題となるだろう。

ポイント表:PART III: TRACK RACES p62

女子マディソン(15枠設定・各国1枠)

順位 オリンピックポイント
1位 ★ニュージーランド 8720
2位 ★イタリア 8260
3位 ★イギリス 8141.5
4位 ★日本 7530
5位 ★オーストラリア 7312
6位 ★フランス 7150
7位 ★アメリカ 6725
8位 デンマーク 6465
9位 オランダ 6075
10位 ポーランド 5846
11位 ベルギー 5780
12位 ★アイルランド 5747
13位 スイス 5683
14位 ウズベキスタン 4585
15位 香港 4482
16位 ★ドイツ 4470

★=チームパシュート10位以内の国

マディソンの出場枠は「15」。チームパシュートの出場10ヵ国に加え、チームパシュートで枠を獲得していない国から上位5位の国が出場権を獲得できる。

仮に日本がチームパシュート11位に陥落したとしても、マディソンのランキングとしてはトップランク。この種目でオリンピックに出場することは固いと考えることができる。マディソンの出場枠を獲得できればオムニアムの枠も得られるため、オムニアムのランキングは割愛とする。

ラストの選考対象大会へ

ネーションズカップ第3戦の終了をもって、オリンピックポイントの集計が完了となる。「枠取り合戦、最後の戦い」をぜひお見逃しなく。