太田海也インタビュー
Q:スプリント2連覇となりました。
今日に至るまでチームスプリント走ったりケイリン走ったりで心は限界だったんですが、体が動いてしまうのでここまで走り切ることができました。
Q:リチャードソンとの激戦、決勝前はどのような気持ちでした?
1本目は体がしんどすぎて「これやったら動けない」という感じがありました。出し切ろうと思ってやって負けて、2本目も出し切ろうと思って行った結果勝ってしまって、3本目に。3本目は絶対に勝とうと思って挑みました。
Q:残り半周からの追い込みがすごかったです。
自分でレースを作れているわけでもなく、アデレード(第1戦)の時と同じような展開をしてしまいました。レース技術をもっと磨かないとオリンピックの舞台でのメダル獲得は厳しいと思うので、しっかり練習していきたいです。
Q:フィニッシュした瞬間の気持ちは?
勝った喜びよりも「走り切れた自分、すごい」と思いました。
Q:パリの表彰台も現実的なものとなったかと思います。
昨年の世界選手権で結果を出せなかったことが、自分にとっての心残りでした。今のままなら当時とあまり変わらないから、もっと精度を高めて隙のない選手にならなくてはと思います。
この大会にはハリー・ラブレイセンやマテウス・ルディク、アジズルハスニ・アワンなど強い選手が不参加でした。そういった強い選手が出てきても勝てるようにする必要があります。
中野慎詞インタビュー
Q:第2戦が終了しました。短距離勢は第3戦には出場しないと伺っています。
はい。今回のケイリンに関しては金メダルを狙って、そこを目標にやってきてはいたんですが、うまく走ることができなくてすごく悔しい結果になりました。
Q:スプリントに関しても聞かせてください。
たまたまハリー(・ラブレイセン)が体調不良で次の(レイ・)ホフマンと戦うことになりました。ジェイソンコーチとしっかり作戦を立て、自分が勝てる戦法で挑みました。
1本目はうまくいって、2本目は失敗、3本目はタイミングはうまくできたけど、もっとスピードをあげた状態で仕掛ける必要があった。そこができていなかったので……でもこうしてたくさん戦えたことは経験になりましたし、次に活きるレースになったと思います。
Q:オリンピック選考大会を全て終えて、今どういう感情ですか。
怪我で思うようにレースができない中、(昨年の)ネーションズカップで金を獲れたことが始まりだったと思います。そこからうまくやってはいたんですが、まだまだ世界に比べると及ばない部分が多いです。
いつも思っていることですが、やっぱりダッシュ力が弱い。簡単につくものではないですが、それをつけていく、またはダッシュを使わずに勝てるような戦法を学ぶことも重要だと思っています。5月にはジャパントラックカップがあるので、そこでまた試してみたいと思います。