長迫吉拓
Q:銀メダルおめでとうございます。終わってみていかがですか。
僕らにとっては(第3戦に出ないので)オリンピック前最後のネーションズカップです。他の国の強豪たちも全員集まった大会で、オリンピックプレ大会だと思っていました。ここでメダルを獲れたらかなり良い。そんな中でメダルを獲れたことは嬉しいですが、予選でオランダにアクシデントがあったりして、ラッキーもあったのかなと思います。とはいえ1回戦で自分たちの前に走った中国とフランスに勝てたことは大きかったです。
Q:ご自身のパフォーマンスに関してはどうでしょう?
一応ベストは更新できたんですが、本当に「ちょっと」の更新。17秒2とか1を目指していました。自分としては少し悔しいです。
Q:次につながる銀メダルでしょうか?
そうだといいですね。今回中長距離もすごく頑張っていたので、それが自分たちにも良いプレッシャーになっていました。この結果で僕たちのオリンピックが決まればいいなと思います。
Q:42秒台前半という目標になかなか辿り着けない現状が続いています。
予選から42秒5を目指そう、という話をして挑んでいました。いざ走ってみると遅かったし、他のチームも結構遅い……少しクセのあるトラックでもあります。なので1回戦以降は目標タイムを少しずらしました。この環境としては、まあそれなりに走れたのかなと思います。
次はオリンピック。まずは出場できたら、というところからですが、僕たちの目標は出場してメダルを獲ること。そこに向けて頑張っていきたいと思います。
太田海也
Q:レースを終えて、今の気持ちを聞かせてください。
絶対王者のオランダが予選落ちして、元々金メダルを狙っていましたが、それによってより強く金メダルを狙って行きました。準決勝・決勝とパフォーマンスを上げて挑むことができたと思います。
Q:決勝戦は対オーストラリア。プレッシャーはありましたか?
第1戦で負けた相手なので「今度こそは」とチームで話し合いました。勝ちに行こうと思っていましたが、少し力が及ばなかったのかなと思います。
Q:日本記録は半年ほど更新されていませんが、その辺りの課題は?
僕らもそれを目指して練習していますが、自分たちの力不足な部分があります。日頃の練習からもっともっと詰めていって、オリンピックに向けてチームスプリントをしっかり煮詰めていきたいなと思います。
Q:嬉しいというよりは悔しい?
そうですね。第1戦で銀メダルを獲って、昨年(2023)も銅メダル獲得や日本新記録更新などをしています。今大会で求めていたもの以上の結果は出なかったですが、その中でもこのコンディションに体や感覚を合わせたことでこの結果になったと思います。チームに感謝しています。
小原佑太
Q:レースを終えての気持ちを聞かせてください。
あんまり嬉しいって感じがないです。途中の海也までは日本記録を狙えるタイムで走れていて、第3走の自分が、自分でもありえないような感じになって……自分自身に負けたことがとても悔しいです。
Q:その原因というのは?
ちょっとまだ探っているところです。良いところもあれば悪いところもありました。映像をしっかり見返したいですが、まずは明日の種目に切り替えないといけない。帰国してから考えようと思っています。
Q:とはいえ、結果はきちんと残せています。
結果を出せたことは嬉しいですが、周りの影響もあります。他のチームが悪い時に良い結果を出せれば、こういう結果になる。逆に自分たちが悪い時に周りが結果を出してしまえば自分たちは終わってしまうので、常に良い結果を出さなければと思います。今回は自分が悪い結果を出してしまったので、そういう部分は反省しなければいけません。今回はラッキーだと思って、次に切り替えたいきたいと思います。
Q:短距離はこれでネーションズカップへの出場が最後とのことですが、オリンピックにいけるとして、今後やらなければいけないことはなんでしょうか?
まずは自分の100%のパフォーマンスを出すこと。オリンピックの出番でしっかり出すことを目標に、活かしていきたいと思います。