女子オムニアムでは梶原悠未が優勝。今大会3冠目となる勝利、そして完全優勝を果たした。
女子オムニアム
アジア選手権トラック2024。2月26日の最終日には女子オムニアムが実施された。14人が参加したこの種目には、日本からはここまでエリミネーションとチームパシュートで金メダルを得ている梶原悠未が出場。
【ルール】
ラテン語で「全部」を意味するオムニアムは、1日を通して全4種目を行い、総合点で順位が競われる複合種目。スクラッチ→テンポレース→エリミネーション→ポイントレースの順に実施され、3種目目までの合計得点を持ち点として、最後のポイントレースが行われる。
チャンピオンの強さを発揮
スクラッチ
第1種目のスクラッチ。残り1周半で仕掛けた梶原が集団から抜け出し1着。
テンポレース
第2種目のテンポレース。残り20周を切ってから梶原がアタック。残り5周では集団の1周追い抜きを成功させて1位を得る。
エリミネーション
第3種目のエリミネーション。最後の2人まで残り、リー・ジーウィン(香港)が最終周回で仕掛けたところで一気に加速し、先着。この種目も1位とする。
ポイントレース
最終種目のポイントレース。トラック80周、20kmで争われる。梶原は暫定トップでスタートし、初回のポイント周回で1着5ポイントを得てリードを広げていく。更に、残り50周を切ったところで梶原がアタックすると、残り40周を前に集団を追い抜き20ポイントを加算する。
残り30周を切って、再度アタックする梶原。一気に加速すると5周回ほどで1周追い抜きを成功させる。
更に残り20周を切ったところで三度梶原がアタックすると、1周追い抜きをして再度20ポイントを獲得。そして既に全ての選手から大きくリードした状態で、最後にも1着10ポイントを獲得し、合計を202ポイントまで伸ばして今大会3冠目となる優勝を決めた。2位はリウ・ジャーリー(中国)で125ポイント、3位はリー・シウィン(香港)で119ポイント。
順位 | 選手名 | 所属 | ポイント | |
1位 | 梶原悠未 | JPN | 202 | |
2位 | 刘佳丽 リウ・ジャーリー | LIU, Jiali | CHN | 125 |
3位 | 李思穎 リー・ジーウィン | LEE, Sze Wing | HKG | 119 |