アジア選手権トラック2024・女子スプリントで酒井亜樹が惜しくも表彰台を逃したが、4位となる成長を見せた。日本からは水谷彩奈も出場したが、酒井との日本人対決を勝ち上がれず、最終順位を14位とした。
女子スプリント
アジア選手権トラック2024。インド・ニューデリー2月22日、23日と2日間にわたり実施されたのは女子スプリント。18人が出場し、日本からは酒井亜樹と水谷彩奈がエントリーした。
予選(200mFTT)
予選は助走をつけての200mタイムトライアル。18人中16人が1回戦へと進む。
酒井は11秒212で3位、水谷は12秒088で14位。
予選トップ3はトン・メンチー(中国)が1位で10秒847。2位はワン・リーファン(中国)で10秒879。3位に酒井となった。
1回戦でいきなり酒井 vs 水谷のレース
酒井と水谷のレースは酒井が前、水谷が後ろで進む。残り1周半を前に水谷が後方から酒井の内側を突いて仕掛けていくと、酒井が内側を締めて水谷は前に出れず。そこからは酒井がスピードを上げていき逃げ切り先着。
準々決勝へ酒井が駒を進めた。
準決勝
準々決勝を勝ち進み、迎えた準決勝。対戦相手は予選2位のワン・リーファン(中国)。両者の予選タイムはおよそ0.4秒の差があり、酒井にとっては挑むべき相手となったが、準決勝はワンが2本先取して勝ち上がりを決め、酒井は銅メダルを競う3位決定戦へと回る。
決勝戦
決勝は中国勢の戦い。ワン・リーファン(中国)とトン・メンチー(中国)のレースは3本目までもつれ込み、ワン・リーファンが優勝となった。
3位決定戦は酒井とニューラル・モフダスリ(マレーシア)。レースは1本目も2本目も酒井が先に仕掛ける形で攻めていくが、モフダスリが捲って酒井を捕らえる。モフダスリが2本先取で銅メダル獲得となった。
レース後にジェイソン・ニブレット短距離ヘッドコーチの考えを聞いたところ「彼女にとって良い経験となった。もちろんメダルを獲りたい気持ちはあっただろうが、今の時点でやれることはやれた。今回のレースから学べば良いだけ」とのことだった。
順位 | 選手名 | 所属 | |
1位 | ワン・リーファン | WANG, Lijuan | CHN |
2位 | トン・メンチー | TONG, Mengqi | CHN |
3位 | ニューラル・モフダスリ | MOHD ASRI, Nurul Izzah Izzati | MAS |
酒井亜樹は4位、水谷彩奈は14位。