日本で開催されるトラック競技の国際大会『ジャパントラックカップ』。3日間の大会最終日となる11月18日には2回目の男子ケイリンが実施され、日本ナショナルチームのほか海外からの選手、日本競輪選手養成所の候補生ら16人が出場した。

決勝

1回戦→敗者復活戦→準決勝を経て行われた決勝戦。決勝進出メンバーは以下の通り。

太田海也(チーム楽天Kドリームス)
中野慎詞(日本ナショナルチーム)
山﨑賢人(日本ナショナルチーム)
中石湊(JIK)
小原佑太(チーム楽天Kドリームス)
ト・チュヘイ(香港)

中石、ト・チュヘイ、太田、山﨑、小原、中野の並びでスタート。早いタイミングで動き始めたのは小原。ペーサー離脱前に位置を上げていき、ペーサー離脱の残り3周に合わせて先頭に出る。すかさず太田が加速し先頭に出ていく。残り1周半では、後方から上がっていった山﨑が前へと、めまぐるしい主導権争いとなる。

最終周回に入り、先行する山﨑を中野が大外、太田がやや中野の後方内側から追いかけていく。

3コーナーを過ぎて中野が山﨑に並ぶと、最終ストレートでは2人の先着争い。内で粘る山﨑、外で突っ込む中野の勝負は、僅差で中野が差して優勝を決めた。

今大会で実施された男子短距離種目において、これまでの3種目では全て太田が1着、2着に中野となっていた。中野が最後の最後で太田に土をつける結果となった。

順位決定戦

ヤン・スンホー、阿部英斗、三神遼矢、ディラン・デイ、森田一郎、ルーベン・ウェブスターの並びでスタートした7-12位決定戦。

ペーサー離脱に合わせて上がってきた森田。ここで3番手に入り、残り1周半から加速した阿部の番手につく。しかし先行する阿部を捉え切ることができず、1着阿部、2着森田、3着三神となった。

最終成績

順位 選手名 所属
1位 中野慎詞 日本ナショナルチーム
2位 山﨑賢人 日本ナショナルチーム
3位 太田海也 チーム楽天Kドリームス

最終リザルトPDF

中野慎詞インタビュー

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