佐藤水菜がジャパンカップIに加えてジャパンカップIIでも女子スプリントで幸先の良いスタートとなる優勝を遂げた。予選では日本記録の更新となる10秒563のタイムをマークした。
2023年11月16日よりスタートした『ジャパントラックカップⅠ/Ⅱ』。3日間に2つの大会が詰め込まれた国際大会で、2日目となる17日は『ジャパントラックカップⅡ』の初日となる。
女子スプリントには昨日行われた『ジャパントラックカップⅠ』と変わりなく、14人の選手が出場した。
予選200mFTT トップ5
この予選では、佐藤水菜が日本記録を更新(旧タイムは10月のアジア選手権大会で佐藤が出した10秒587)。太田りゆは昨日のタイムを上回るなど、ハードなスケジュールをものともしないタフさを見せた。
順位 | 選手名 | 所属 | タイム |
1位 | 佐藤水菜 | チーム楽天Kドリームス | 10.563 ※日本記録 |
2位 | 太田りゆ | チームブリヂストンサイクリング | 10.790 |
3位 | 梅川風子 | チーム楽天Kドリームス | 11.098 |
4位 | 酒井亜樹 | 日本ナショナルチーム | 11.146 |
5位 | 小原乃亜 | 八戸学院大学 | 11.299 |
決勝戦
前日と同じく決勝戦まで勝ち上がったのは佐藤と太田。決勝戦1本目。太田が前、佐藤が後ろで、序盤から比較的スピードの乗った状態でレースが進む。前後が変わらないまま迎えた残り1周、両者ともトップスピードに入るも、フィニッシュラインすれすれで佐藤が差して1本目を先取する。
2本目は佐藤が前、太田が後ろでスタート。前後が変わらないまま迎えた残り1周、両者は一気にスピードアップ。太田が佐藤に並びかけていくが、佐藤がピッタリとスピードを合わせて両者が並走して進んでいく。最終コーナーを前に内側の佐藤が太田を引き離す形で抜け出すと、最後は単独でフィニッシュラインへ。前日に引き続き、佐藤がストレートでスプリント優勝を果たした。
3位決定戦
梅川風子vs小原乃亜の3位決定戦1本目。梅川が前、小原が後ろとなりゆっくりと1周目が進む。相手の出方を伺うように前後がたびたび入れ替わるが、残り1周からスピードアップした梅川が1本目を獲った。
2本目は展開が大きく変わり、序盤からスピードに乗る展開。残り1周前に梅川が前になり、そのままリードを保ってフィニッシュ。3位を確定させた。
順位 | 選手名 | 所属 |
1位 | 佐藤水菜 | チーム楽天Kドリームス |
2位 | 太田りゆ | チームブリヂストンサイクリング |
3位 | 梅川風子 | チーム楽天Kドリームス |