自転車トラック競技 スプリント種目の予選として実施される「200mFTT」。200mのフライングタイムトライアル……助走をつけた状態から200mを計るものだ。

これはトラック競技短距離種目における強さのパラメーターのひとつだが、「200mの計測」はトラック競技のシーンだけでなく、競輪選手養成所や、競輪の上がりタイムなどでも計測されている。

ここで気になるのが「どれくらいのタイムなら『速い』と言えるの?」という点。基準となるタイムが分からなければ、いざ現地でレース観戦の際にタイムを見ても「???」になってしまうだろう。

ここではさまざまな年齢・シーンにおいて計測される「200mFTT」の記録をご紹介。計測された条件が異なるため一概に比較はできないが、レース観戦時の参考としてお役立ていただければ幸いだ。

男子ジュニア・学生記録

ジュニア 日本学生記録
日本記録 世界記録
10秒121 9秒738 9秒72
中石湊
(北海道・函館大谷高校)
ステファン・リッター
(カナダ)
中野慎詞
(早稲田大学)

男子競輪関連

バンクレコード(400m) 日本競輪選手養成所
第125回生 200m 200mFD 養成所記録
10秒3 11秒42 10秒33
フランソワ・ペルビス
(フランス)
技能試験合格者 平均 寺崎浩平

男子エリート

男子エリート
日本記録 世界記録
9秒518 9秒100
脇本雄太
(JPCA・チームブリヂストンサイクリング)
ニコラス・ポール
(トリニダード・トバゴ)

女子ジュニア・学生記録

ジュニア 日本学生記録
日本記録 世界記録
11秒769 10秒709 11秒014
岩元杏奈
(宮崎・日本体育大学)
マチルド・グロ
(フランス)
前田佳代乃
(鹿屋体育大学)

女子競輪関連

バンクレコード(400m) 日本競輪選手養成所
第126回生 200m 200mFD 養成所記録
11秒3 13秒20 11秒62
高木真備 技能試験合格者 平均 尾方真生

女子エリート

女子エリート
日本記録 世界記録
10秒563 10秒154
佐藤水菜  ケルシー・ミシェル
(カナダ)

※2024年5月10日、日本記録が10秒514(佐藤水菜)に更新された

各記録の概要や、諸注意などは次のページにて。

今回ご紹介した記録について

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