ここまで日本勢の金メダルラッシュが続いている2022アジア競技大会(杭州)。トラック競技3日目となる2023年9月28日には女子マディソンが行われ、内野艶和と垣田真穂のチーム楽天Kドリームスペアがアジアのトップに挑み、見事に金メダルを獲得した。

内野&垣田ペアが序盤からポイントを積み上げていく形でリードを得ると、最後まで逃げきっての勝利となった。

女子マディソン

女子マディソンには7チームが出場。この種目は120周、12回のスプリント周回が設けられた。

日本チームは6月のアジア選手権・8月の世界選手権では内野艶和&梶原悠未ペアで走っていたため、シーズン序盤以来となる久しぶりのペアで日本チームはレースに臨む。

李思穎 リー・シーウィン, LEE Sze Wing, 楊倩玉 ヤン・シャンユー, YANG Qianyu, HKG, 女子マディソン, Women's Madison, 19th Asian Games, Hangzhou, China

香港チーム(LEE Sze Wing & YANG Qianyu)

レースがスタートすると10周目の最初のスプリント周回では香港チームが1着。2着に日本となり、まずは香港がリードを得る。しかし2回目のポイント周回からは日本が1着を獲り、全てのポイント周回で顔を出しては高得点を獲得して、他のチームとの差を広げていく。

日本チームは前半のレースで23ポイント(暫定トップ)、続いて香港が16ポイント、韓国チームが12ポイント、ウズベキスタン8ポイントと前半のうちにリードを経て後半戦へ。

イ・ジュミ, LEE Jumi, ナ・アルム, NA Ahreum, KOR, 女子マディソン, Women's Madison, 19th Asian Games, Hangzhou, China

韓国チーム(LEE Jumi & NA Ahreum)

オルガ・ザベリンスカヤ, ZABELINSKAYA Olga, ナフォサット・コジエバ, KOZIEVA Nafosat, UZB, 女子マディソン, Women's Madison, 19th Asian Games, Hangzhou, China

ウズベキスタンチーム(ZABELINSKAYA Olga & KOZIEVA Nafosat)

後半は日本チームの交代のミス、交代のタイミングがスプリント周回に合わないなどの課題も見られる中、香港チームが1着5ポイントを3回獲るなど、巻き返しの様子を見せていく。

しかし終盤にしっかり立て直した日本チームが、残り10周となるスプリント周回と最後のスプリント周回でも1着を得て、大量得点を加算。リードをしっかり守る形で優勝を遂げた。

優勝は日本チーム(50ポイント)、次いで香港(40ポイント)、3位に韓国チーム(27ポイント)という結果となった。

順位 チーム 選手名 ポイント
1位 日本 内野艶和
垣田真穂
50
2位 香港 楊倩玉 ヤン・シャンユー
李思穎 リー・シーウィン
YANG Qianyu
LEE Sze Wing
40
3位 韓国 ナ・アルム
イ・ジュミ
NA Ahreum
LEE Jumi
27

最終結果PDF

選手コメント

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