2023年11月16日から18日にかけて実施される、自転車トラック競技の大会『ジャパントラックカップ』。日本で開催される国際大会だ。
この記事では「そもそもジャパントラックカップってなに?」「なんのために開催されるの?」をご紹介する。
世界選手権のための「必須項目」
自転車トラック競技におけるシーズン最大の大会は「世界選手権」。その名の通り世界一を決める大会だが、その出場条件のひとつにこんなものがある。
「世界選手権大会への参加は、前回の世界選手権大会から次回の世界選手権の6週間前までにUCI日程に登録された国際トラック競技大会を少なくても1回以上開催した国に限定される。
この条件が満たされていない限り、当該国は世界選手権大会にいかなる競技者も参加登録することを認められない」
「UCI競技規則」09_1_世界選手権大会(PDF)>9.2.025
つまり、世界選手権に出場する国は「必ず国際大会を1つは開催していなければならない」。ジャパントラックカップは世界選手権へ出場するため、絶対に必要な大会なのだ。
ジャパントラックカップは2014年1月に初開催されて以来、新型コロナウイルスの影響で開催が叶わなかった2020・2021年を除いて、継続して実施されてきた。2023年大会が第8回となる。
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