橋本英也選手インタビュー
Q:お疲れ様でした。
ありがとうございます。終わってしまいました。
Q:最後は内に包まれてそのまま後退、という感じでした。
レースに集中できていたし、前に出ることもできたし、うまく動けていました。あのエリミネートされた周回以外はうまくできていたんじゃないかと思います。
今回は気付くのに遅れて詰まって落ちてしまったので、「これがエリミネーションだな」と思いました。ひとつのミスで落ちてしまうので、悔しいというか……世界選手権がヒュッと終わっちゃったな、というのが正直な感想です。
脚を使ってずっと安全な位置にいる走り方もありましたが、休める位置を使いつつアルカンシェルを持って帰りたいと思っていました。
Q:結構なスピード域のレースだったと思いますが。
疲れませんでしたね、前でもそんなに脚を使いませんでした。いけたんだけどなあ!あのタイミングで残っているメンバーの中だと、横にも出にくいですね。僕のミスでした。
Q:事前合宿も含め長期間の海外滞在、長丁場の大会日程でしたが、体調面などは?
チームパシュートが終わって間が2日間あったので、疲れは大丈夫でした。気持ちの面も「勝てないメンバーではない、いけるんじゃないか」と思えていました。それでできなかったのが悔しいです。
今回の世界選手権を通じて、キツいシーンはあまりなかったです。
Q:世界選手権が終わって、いかがですか。
今回の世界選手権はチームパシュートほぼ一本、個人種目はプライオリティとしては二の次という認識でした。日本として初となるチームパシュートでのオリンピック出場を目指している中で、チームパシュートの結果は8位……個人種目を除けば良かったんじゃないかなと思います。
Q:昨日(8月6日)は今村駿介選手がオムニアムで銅メダルを獲得しました。その前には窪木一茂選手がスクラッチで銀メダル獲得。どのように捉えていますか?
本当に良い走りをしてましたね!レースを見てて、顔面からのめり込むような気持ちでした。今村くんも窪木さんもすごく良くなってきてて、日本チーム全体としても強くなっていると思います。パリに向けて楽しみです。
Q:2人は仲間でありライバルでもあると思います。
はい、身近なところにライバルがいることは良い刺激になります。追われるより追っていく方が成績は出やすいので、次はネーションズカップ、アジア選手権に向けて調整していきたいと思います。
同じ練習をしている2人がメダルを獲っていますし、自分も脚自体はあると感じます。今回はモノにできませんでしたが、優先順位が上位のチームパシュートが良かったので、今回は良いかな。
でもエリミネーションは好きな種目ですし、常々言っている通り、いつかエリミ競輪をやりたいと思っています。僕がメダルを獲ることでエリミネーションを知ってくれる人も増えると思います。またメダルを目指せるチャンスを取りにいきたいと思います。