女子チームスプリント
女子は14チームが出場。パリオリンピックを目指す日本チームのオリンピックランキングは現在9位。パリに出場するためには8位以内に入ることが必要なため、1回戦進出(8位まで)が求められるレースとなった。
日本のチーム編成は今シーズン初となる第1走に酒井亜樹、第2走に佐藤水菜、第3走に梅川風子。新たな編成でどういった結果が出るのか。
第1走の酒井がスタートすると、アジア選手権同様に快速を見せて19秒255で佐藤に交代。佐藤がトップスピードまで持っていき、梅川が最終走者となりフィニッシュすると、タイムは48秒148。日本記録に0.2秒ほど届かず、予選を10位として1回戦進出を逃した。
予選トップは開催国イギリスで46秒072。2位はドイツで46秒467。3位は中国で46秒679。
女子は決勝までレースが行われ、決勝ではドイツvsイギリスのカードとなった。
このレースは僅差となったが、ドイツが先着して優勝。世界新記録となる45秒848(旧45秒967)のタイムでパリに向けての好調さをアピールした。
チーム | 選手名 | 決勝タイム | ||
1位 | ドイツ | ポーリン・グラボッシュ エマ・ヒンツェ リー ソフィー・フリードリッヒ |
GRABOSCH Pauline Sophie HINZE Emma FRIEDRICH Lea Sophie |
45.848 ※世界新 |
2位 | イギリス | ローレン・ベル ソフィー・ケープウェル エマ・フィヌカン |
BELL Lauren CAPEWELL Sophie FINUCANE Emma |
45.923 |
3位 | 中国 | 郭裕芳 グオ・ユーファン 鲍珊菊 バオ・シャンジュー ユアン・リイン |
GUO Yufang BAO Shanju YUAN Liying |
46.543 |
酒井亜樹選手インタビュー
始めての世界選手権で緊張もありましたが、スタートは自分のベストが出せました。ただ残り半周では自分の課題が出てしまい、自己ベスト(19秒1)が更新出来なかったので、悔しいです。
佐藤水菜選手インタビュー
初の全体合わせでしたが、自分の走り(3周中の2周目)で言えば前半の半周よりも後半の半周の方がスピードが出てしまっているような感じ。良く言えばスピードを下げていませんが、第3走からしたら脚力を使ってしまうので気持ちの良い走りではないと思います。もう少し前半(2周目の)でスピードを上げれたら気持ち良く渡せると言いますか。そういったことをしないといけないと思います。
それが出来るかどうかは、難しいですが……。
梅川風子選手インタビュー
(第3走として)初めての本番を走りましたが、初めての場所に飛び込んだという感じです。ここで上手くかみ合わなかったです。残り1周で先頭に来た時に脚(体力)が残っていないなと感じたので、そこに行くまに上手く休めていませんでした。