2023年6月14日から19日で開催中の『2023アジア選手権トラック』マレーシア大会。女子チームパシュートが実施され、日本チームが決勝で見事な逆転勝利の末、アジアトップの座に輝いた。

6月14日に行われた女子チームパシュート。予選を勝ち上がればメダル決定戦への勝ち上がりでレースが実施された。この種目にはアジア各国から6チームが参加。日本は梶原悠未、池田瑞紀、内野艶和、垣田真穂が代表としてチームを組み、レースに臨んだ。

予選で示した実力

レース予選はホームとバックに分かれて2チームずつスタートする形。日本はインドと同組でレースを行う。

スタートしてからインドチームを追い上げていく日本は、中盤でインドチームを追い越すレースを展開。そのまま勢いに乗ってフィニッシュするとタイムは4分20秒648。予選トップのタイムで決勝進出を決めた。予選2位は4分23秒043で中国チームとなり、決勝では日本と中国が金メダルを争うことになる。

予選結果PDF

最後の最後に逆転

予選トップの日本、そして予選2位の中国との対戦となった決勝。レースがスタートすると序盤は一気にペースを上げる形で中国が先行し、1000m通過時に2秒ほどリードする。対する日本チームは予選とほぼ同タイムで序盤はレースを進めていく。

時が経つにつれて、徐々にペースを落としていく中国、そして対照的に一定のペースで走る日本。2000m通過、3000m通過していくと、日本は中国との差を少しずつ縮めていく展開となる。

中国がおよそ1.5秒のリードで迎えた最後の1000m。どんどんとタイム差を詰めていく日本は、最終周回を前に中国との差を逆転することに成功。最終的に中国チームを半秒ほど突き放しての先着となった。

日本のタイムは4分18秒843、中国は4分19秒589。日本がフィニッシュ間際の逆転勝利でアジアトップの座を獲得した。

3位争いはウズベキスタンとのレースを大差で制した韓国チームとなった。

決勝結果PDF

日本チーム 優勝インタビュー

1/2 Page