『UCIトラックネーションズカップ第2戦』女子スプリントでは太田りゆが自身過去最高の6位、佐藤水菜が11位、梅川風子が19位の結果を残した。
『UCIトラックネーションズカップ第2戦』は2023年3月14日から17日で開催している。大会3日目の3月16日には女子スプリントが実施された。
この種目に出場したのは計40人。フランスの現世界チャンピオン、マチルド・グロが不在となったが、2021世界選手権スプリント金メダリストのエマ・ヒンツェ(ドイツ)を筆頭に強豪が集まった。
日本からは梅川風子、太田りゆ、佐藤水菜の3人がエントリー。
日本人出場選手
佐藤水菜(チーム楽天Kドリームス)※日本チャンピオン
太田りゆ(ナショナルチーム)※アジアチャンピオン
梅川風子(ナショナルチーム)
勝ち上がりは予選(28人が勝ち上がり)⇒1回戦→2回戦→準々決勝(ここから2本先取で勝ち上がり)→準決勝→決勝/3位決定戦。
予選:200mフライングタイムトライアル
太田が全体の5位で予選を通過(10秒793)。佐藤は11位(10秒943)、梅川は15位(11秒066)。日本勢は全員が予選通過を果たした。
以下はトップ5と日本人選手の結果
1位 | ミリアム・ヴェチェ | イタリア | 10秒687 |
2位 | エマ・フィヌカン | イギリス | 10秒710 |
3位 | タキ マリー ディヴィン・クアメ | フランス | 10秒756 |
4位 | ソフィー・ケープウェル | イギリス | 10秒756 |
5位 | 太田りゆ | 日本 | 10秒793 |
11位 | 佐藤水菜 | 日本 | 10秒943 |
15位 | 梅川風子 | 日本 | 11秒066 |
1回戦:太田・佐藤は快勝、梅川が届かず
太田、佐藤共に対戦相手に先行して逃げ切って2回戦進出を決めるが、梅川は中国のチャン・ウェイを相手に、後ろから追い込むが最後は届かず。
準々決勝までは1本勝負のため、梅川が勝ち上がれずに1回戦敗退となった。
2回戦:佐藤が元世界女王と対戦
太田は対戦相手に対し、スピード差を活かして逃げ切って勝利、準々決勝へ駒を進めた。
佐藤は2021世界選手権スプリント金メダリストのエマ・ヒンツェ(ドイツ)との対戦。後ろから攻める形となった佐藤は、最終周回を前にバンクの傾斜を使って加速し、ヒンツェをかわそうと横に出ていく。残り1周となって並走する両者だが、佐藤は前に出られず。徐々に後退していき、最後は自転車一つ分ほどの差で追いつけずに2回戦敗退となった。