太田りゆが自身過去最高の結果で6位

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準々決勝:第1戦の再戦、太田 vs ケープウェル

準々決勝からは2本先取で勝ち上がりが決まる。太田の相手は予選4位のケープウェル。この2人は第1戦でも準々決勝で対決し、ケープウェルがストレートで勝利した背景を持つ。

第1戦(ジャカルタ)

レース1本目。太田が前でレースは進む。けん制しながらも上手く傾斜を使ってスピードを上げ、太田が先頭で最終周回へ。最終コーナーで並びかけられた太田だが、内側で粘ってフィニッシュラインへと飛び込む。写真判定となった勝負は太田の先着と判定され、太田が1本目を得た。

2本目は太田が残り1周半で前に出て、先行するがケープウェルに差されてしまう。勝負は3本目へ。

もつれ込んだ3本目

3本目。前にケープウェル、後ろに太田で両者ともゆっくりと進む。残り2周を切ると、後ろの太田が上下に動きながら、スプリントのタイミングを探っていく。

最終周回に入るホームストレートで一気に加速した太田だが、ケープウェルはそのスピードに”ピタッ”と合わせてくる。

そのまま半周ほど我慢比べとなるが、徐々に太田が後退し、ケープウェルが先着。太田は準々決勝を勝ち上がることが出来ず、最終成績を6位とした。

太田りゆコメント

本気でベスト4を狙っていたので残念ではありますが、6位は自分としてもベストなリザルト。前回勝てなかった相手と対戦して、1本取ることもできました。ちょっとずつですが、前進している実感があります。

そして外のバンクにも関わらず10秒7台が出せました。これも自信になりました。スプリントでこんなところを目指せると思っていなかったところから、「リアルに目指せる位置」に来ていると思います。

明日のケイリンも頑張ります。ここまでスプリントもチームスプリントも、前回より良い結果が出ていますので!

女子スプリント準々決勝結果PDF

決勝 & 3位決定戦

決勝はイギリス選手の頂上決戦。エマ・フィヌカンと太田を倒して勝ち上がってきたソフィー・ケープウェル。レースはフィヌカンがストレートで勝利し、第2戦のタイトルを得た。

3位決定戦はエマ・ヒンツェ対予選トップ通過のミリアム・ヴェチェ(イタリア)。ヒンツェがストレートで勝利し、銅メダル獲得となった。

選手名 国名 予選タイム(予選順位)
優勝 エマ・フィヌカン FINUCANE Emma イギリス 10.710(2位)
2位 ソフィー・ケープウェル CAPEWELL Sophie イギリス 10.756(4位)
3位 エマ・ヒンツェ HINZE Emma ドイツ 10.795(6位)

女子スプリント最終結果PDF

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