カイロってどんなとこ?

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会場となるベロドロームは?

『UCIネーションズカップ第2戦』の会場となるベロドロームはどんな場所なのだろうか?

会場となるのは「Cairo International Velodrome」。1周250mの木製板張りのベロドロームだ。屋根はあるが一部吹き抜けのある”半屋内”構造。

垣田真穂, 水谷彩奈, 池田瑞紀, 岡本美咲, Women's Team Pursuit, 2022 Junior Track World Championships, shot by Gilad Kavalerchik

2022ジュニア世界選手権トラック(イスラエル・テルアビブ)

先述した通り気温の面では問題なさそうだが、日中は日差しが差し込む中でのレースが予想される。

同じような構造のベロドロームで開催された『2022ジュニア世界選手権トラック(イスラエル)』に出場し、メダルを獲得した垣田真穂や池田瑞紀、そして屋外の競輪場でレースを走っている日本の短距離選手にとっては利のある環境かもしれない。

日本チームがメダル3枚を獲得!世界で存在感を示した次世代選手たち/『UCI 2022ジュニア世界選手権トラック』イスラエル・テルアビブ

参照:2023 UCI Track Nations Cup Round 1「大会公式案内」

2000年以降、初のアフリカ大陸開催

『2023ネーションズカップ第2戦』が開催されるエジプト・カイロ。

UCIが主催するエリートのトラック競技大会(世界選手権・ネーションズカップ(旧ワールドカップ)・トラックチャンピオンズリーグ)では、2000年以降、初のアフリカ大陸での開催となる*。

※各国内・大陸選手権は各国内・大陸自転車競技連盟が主催

直近では『2021ジュニア世界選手権トラック』がカイロにて実施されており、アフリカ大陸で行われたジュニア世界選手権としては2008年・南アフリカ大会から約10年ぶり。

2021年大会では男女同一の種目を実施し、1975年以来のジュニア世界選手権史上初めて「エリミネーション」が公式種目に加えられ、過去最大の22タイトルが争われている。

しかし新型コロナウイルス感染症の状況を考慮し、日本チームは本大会への参加を見送っており、今大会がカイロ初上陸となる。慣れない未知の環境でも実力をフルに発揮し、パリへの道を切り開きたい。

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