佐藤水菜が金、梅川風子が銅 パリに向けて好発進

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決勝 佐藤が金、梅川が銅

決勝メンバーは梅川風子と佐藤水菜に加えて以下の通り:

マチルド・グロ(フランス)
エルレス・アンドリュース(ニュージーランド)
クリスティーナ・クロナン(オーストラリア)
ヘッティ・ファンデルヴォウ(オランダ)

レースの並びは佐藤、梅川、ファンデルヴォウ、グロ、アンドリュース、クロナンの順。残り3周を切ると4番手のグロが後続を引き連れて先頭へと上がってくる。

グロが先頭となって残り2周。佐藤がグロの後輪につけて2番手、並走してアンドリュースが佐藤に蓋をするような形でレースは残り1周半。グロが先頭のまま勝負は最終周回へ。

最終周回に入ると佐藤と並走していたアンドリュースのスピードが落ち、佐藤の前に抜け出すスペースができる。佐藤は2コーナーを抜けてフルスロットルで加速するとグロをかわして先頭へ。

そして佐藤に続くのは梅川。最終ストレートでは完全に抜け出した佐藤が1着でフィニッシュ。梅川とグロの戦いは内側でグロが粘り勝ちの2着。3着に梅川となった。

日本の女子ケイリン金メダルは2021年5月の香港大会(獲得は小林優香)より、およそ2年ぶりとなる。

太田の7-12位決定戦は、最終周回で太田が2番手と好位置となるが、疲れもあったか最終周回で失速して6着。太田は最終成績を12位とした。

女子ケイリン決勝結果PDF

優勝:佐藤水菜選手インタビュー

Q:おめでとうございます。今の心境を!

(決勝で)1番を引いた時はアンラッキーかと思いましたが、限られた選択肢しかない中で、しっかりと自分で考えたことができて、昨日のリベンジが果たせました。金メダルを獲ったこととダブルで嬉しいです。

Q:最終バックまでどうなるか分からない展開でしたが、スぺースが空くと思っていましたか?

マチルド・グロ選手が本当に強い選手で、長い距離を踏める選手というのは分かっているので、周回数と自分の考えと、全てがマッチして上手い具合に走ることが出来ました。

Q:ゴールを駆け抜けた瞬間の気持ちは?

「よっしゃ!やってやったぜ!」

Q:パリへの道は明確になりましたか?

そうですね。でもまだまだ勝たなければいけない大事な大会がたくさんあるので、オリンピックポイントをしっかり獲っていきたいと思います。

 

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