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【準々決勝:予選トップ+2位を相手に苦しみ、勝ち上がれず】
佐藤は現世界チャンピオンのマチルド・グロと対戦。
1本目をグロが制しての2本目。佐藤は前でゆっくりとグロの走りを伺う形。残り2周を切って、加速して位置を変えたのは世界チャンピオンのグロ。前に出て一気にスプリント体制へと入る。後ろから追う佐藤はスピードを上げて最後の半周で勝負をかける。3コーナーから4コーナーにかけて横並びとなった両者だったが、最後は車輪半分ほどの差でグロが先着。
佐藤から2本先取し、準決勝へ名乗りをあげた。
太田は予選2位のケープウェル(イギリス)と対戦。
1本目をケープウェルに先取されての2本目、太田が前、ケープウェルが後ろでレースが進む。残り1周まで、仕掛けてくるケープウェルをけん制しながら、距離を保つ太田。最終周回に入るとトラックの傾斜を利用しながらスプリント勝負へと持ち込む。3コーナーで並ばれた太田は内側で粘るが、最後はケープウェルが抜け出し先着。太田をストレートで下して準決勝進出となった。
決勝
決勝はマチルド・グロ(フランス)対リーソフィー・フリードリッヒ(ドイツ)で2022世界選手権と同カードとなった。
一本目をグロが外から追い越して制し、二本目を迎える。最終周回でグロがフルスロットルで加速してフリードリッヒを突き放し、力強い走りで優勝を飾った。
3位決定戦はイギリス勢の勝負(フィヌカンvsケープウェル)。3本目までもつれ込んだレースはフィヌカンが制して銅メダルを獲得した。
優勝はマチルド・グロ、2位はリー ソフィー・フリードリッヒ、3位がエマ・フィヌカン。日本勢の結果は佐藤が7位、太田が8位、梅川が19位。