【3位決定戦 vs フランス】

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長迫吉拓選手 インタビュー

Q:日本記録、出ましたね!

1本目は、自分としてはとてもビビってしまって、スタートで100%で突っ込むことができませんでした。それでも最低限のタイムが出たというのはプラスになりましたね。

2本目(※日本新)は思いっきり突っ込めたし、(太田)海也にも「次、さっきより突っ込むから速くなるからな」と言っていたんです。チームとしてもまとまって、イギリスに最後の最後で勝ったことが嬉しかったです。

Q:3-4位決定戦で惜しくも負けてしまいました。

欲を言えば表彰台に行きたかったのはあります。でもこの感じで良かったんじゃないかなとも思います。複雑な感じですが、これが基準になっていけば良いと思います。全力は出せました。

一方で、3人で3本走るのは厳しいのかなとも感じました。4人になって交代できれば、小原(佑太)ももう少し行けたのかなと思います。とはいえ、僕らは練習するのみです。

Q:パリに向けて良いスタートが切れましたね。

この調子でいけばチームスプリントでオリンピックの枠を取ることができると思います。メダルを狙えるチャンスもある。みんなで信じ切ってやれれば、できることだと思います。

Q:見てる側としても心強いです。

自信がつきましたね。次のレースでもベストを出して、順位を残していきたいと思います。

太田海也選手 インタビュー

Q:走り終えていかがですか?

チームスプリントで3本走るのは初めてのことでした。3本走ったからこそ見える課題が分かってきました。欲を言えばメダルが欲しかったですが、エジプト(第2戦)に取っておくと思うことにします。エジプトで獲れるようにがんばります。

Q:朝から独特の雰囲気を発していましたが、ご自身の気持ちとしてはどうだったんでしょう?

今回、レースに向けての気持ちの持っていきかたを変えてみたんです。相手を倒しにいく、自分自身をぶち破って勝ちにいくことだけを意識して、今までにないくらいの集中力を出せていたと思います。新しいやり方を見つけられました。

Q:日本新記録も出しました。

予選を走った時の改善点を、2本目で全部修正できたと思います。自分のしたいことがすべてできた1回戦(2本目)でした。走り終わって見返してみると改善点はあるのですが、走っている時の感覚としてはベストパフォーマンスでした。

Q:良いステップを踏めましたね。

この結果を武器に強くなる必要があると思います。しっかり反省します。次に繋げられる走りだったと思います。

Q:このあとも個人種目が続きます。

いつも通りの自分で頑張っていきたいと思います。

小原佑太選手 インタビュー

Q:4位という成績。今日1日を終えていかがですか?

今回は日本記録を狙っていました。予選のタイムでまだまだ改善できる点があったので、改善すれば狙えると感じました。そうして走った結果日本記録を更新し、勝ち上がることもでき、さらに改善点も見つけられて……

でも良いタイムを狙えると話していた中で僕が(3位決定戦の)スタートでミスしてしまい、すごく悔しい思いです。次こそは、という気持ちです。

Q:日本記録を更新した点については?

日本記録を出したい気持ちがあって、モチベーションも高く、仕上がりも良い状態でした。まずは日本記録更新ができて良かったです。

Q:3-4位決定戦は悔しい部分もあったかと思います。ご自身としてはどんなところが改善点として考えていますか?

交代のタイミングやライン取り、後ろのつき方などは走ってる時に自分でも感じましたし、ジェイソンやアンソニー(コーチ陣)からも「もっとこうしたほうが良い」と言われています。ベストではない状態でベストタイムが出せているので、そこは良かったです。

Q:ミスター1kmTTの小原選手ですが、走り終わった時の感じは1kmTTなどと比較してどうでしたか?

1本目の時点でちょっと腰が抜けそうになってましたね(笑)でも最後は気持ちで走り切ることができましたし、痛みというより悔しさの方が強いです。1kmTTの経験が活きたかと思います。

Q:これで先が見えましたね。

オリンピックに向けて希望が見えてきました。応援ありがとうございました!

【女子:予選突破ならず9位】

女子のカテゴリーには15か国が参加。日本チームは2022世界選手権で日本記録を更新した3人が再び参戦した。第1走:梅川風子、第2走:太田りゆ、第3走:佐藤水菜のメンバー。

予選は各チーム毎のタイムトライアル。日本は梅川、太田、佐藤と繋いでフィニッシュタイムは48秒442。2022世界選手権で記録した日本記録を更新は出来ず、予選9位となり、1回戦進出は叶わなかった。

女子チームスプリント予選結果PDF

決勝はドイツ対中国の2022世界選手権決勝と同カードとなった。およそ4か月ぶりとなるレースはメンバーも同じくして中国がリベンジに挑む。世界選手権ではコンマ5秒ほどの違いがあった両者の差がどうなっているのか、注目の集まるレースとなった。

レースは中国がリードして進む展開。第1走では大きくリードするが、第2走ではドイツのエマ・ヒンツェが巻き返して、ほぼ同タイムで最終走者へと入れ替わる両チーム。しかしドイツの最終走者リー ソフィー・フリードリッヒが終盤での強さを見せて、ドイツが逆転優勝を飾る結果となった。

両者の差はコンマ1秒と、実力が拮抗した今回の決勝。しかし、2022世界選手権でドイツが見せた走りからは大きく遅れたタイムとなったため、両者の差が埋まったというよりは、ドイツがまだまだ本調子ではないと見るべきだろう。

3位決定戦はイギリスとオランダとの戦い。この勝負はイギリスが制して銅メダルを獲得した。

女子チームスプリント最終結果PDF

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