2023UCIトラックネーションズカップの第1戦(全3戦)がインドネシア・ジャカルタで開催され、初日の2月23日にチームパシュートの予選が実施された。

日本は女子が日本新記録、男子は惜しくも記録更新とはならなかったが好タイムを出し、男女ともに予選を突破。24日の1回戦進出を決めた。

オリンピック出場枠を獲得するため

”Road to Paris”

パリオリンピックに向けての戦がいよいよ始まった。

UCIトラックネーションズカップ第1戦がインドネシア・ジャカルタにて2月23日から開催。初日には男女チームパシュートの予選が実施された。

中長距離で、チームパシュートは可能な限り多くのオリンピック出場枠を獲得するために大事な種目。日本チームが中長距離新ヘッドコーチのダニエル・ギジガーと共に夢の舞台へと続く走路に立つ。

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パリではこの種目の出場枠が8枠から10枠に拡大されたため、注目は男女ともに10位までのタイム、そして日本チームの結果によって見える、世界での今の立ち位置。

今大会、チームパシュートには女子も男子も14チームが出場。欧米やオセアニアの強豪国が参加し、各チームのポイント獲得に向けての意気込みが伺える予選となった。

【女子】2018年以来の日本新記録を樹立、1回戦進出

日本チームは第1走:梶原悠未、第2走:池田瑞紀、第3走:内野艶和、第4走:垣田真穂の4人でレースに臨む。高校生ながらも才能の片鱗を見せている池田と垣田が入ることによって、日本チームのパフォーマンスがどう上がるのかに期待が掛かった予選。

垣田真穂

日本は序盤の1kmでスピードに乗せて、終盤までスピードを落とすことなくペースを維持し、4人でフィニッシュラインへと駆け抜けると、日本新記録となる4分20秒053のタイムで好走。予選を6位で突破し、24日の1回戦へと進出を果たした。

これまでの日本記録を2秒ほど更新して(2018年にマレーシアで記録した4分22秒138)2日目となる24日に更なるタイムを狙う。

女子チームパシュート予選出走表PDF
女子チームパシュート予選結果PDF

【男子】惜しくも日本記録の更新は成らず

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