種目別、出場枠の分配方法とは?

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チームパシュート:10チーム(40人)

・チームパシュートのオリンピックランキング上位10位の国に対し、1チーム分(4人)の出場枠が与えられる。本種目への最大出選手数は、10チーム×4人の合計40人。

マディソン:15チーム(30人)

・チームパシュートの出場枠を獲得している国を除き、マディソンのオリンピックランキングで上位5位の国に対し、出場枠が1チーム分(2人)与えられる。
・チームパシュートの出場枠を持つ10ヶ国には、マディソンに1チーム(2人)をエントリーさせる権利が与えられる。
ただし、当枠の対象となるのはチームパシュートを含むその他のトラック種目、またはその他の自転車種目にも出場する選手のみ。
・本種目への最大出選手数は、15チーム×2人の合計30人。

オムニアム:22人

・オムニアムのオリンピックランキングで上位7位の国に対し、出場枠が1枠ずつ与えられる。ただし上記マディソンの1つ目の方法*でマディソンへの出場枠を獲得した国を除く。
※「チームパシュートの出場枠を獲得している国を除き、マディソンのオリンピックランキングで上位5位の国に対し、出場枠が1チーム分(2人)与えられる」
・マディソンの出場枠を獲得した15カ国に対し、オムニアムに1選手をエントリーさせる権利が与えられる。
・本種目への最大出場選手数は22人。

開催までのタイムライン

最後に、2024パリオリンピックが開催されるまでのタイムラインを確認しておこう。

「出場枠選考期間」は2022年7月9日〜、となっているがこれより前に開催された大会が、オリンピックランキングに直接影響しない、ということではない。

仮に、アジア選手権の2023年大会もしくは2024年大会のどちらかが何らかの理由で中止となった場合、もしくは2024年大会がパリオリンピック後に開催される場合、2022年6月に開催された『2022アジア選手権トラック』は、パリオリンピック開催前の「直近の大陸選手権2大会」に該当する。

その場合、本大会で多くのメダルを獲得した日本チームは、パリオリンピックの出場枠獲得に向けて、好スタートを切ったと言えるだろう。

これからも、約2年後のパリオリンピック出場に向けた日本チームの活躍を、一緒に観戦いただき、応援していただきたい。

2022年7月9日〜2024年4月14日 出場枠選考期間
2024年4月15日 最終版「UCIトラックオリンピックランキング 2022-2024」決定
2024年4月22日 UCIから各国への通知
2024年5月6日 各国の出場枠承認締め切り
2024年5月13日 出場枠再分配用期間
2024年7月8日 「2024パリオリンピック」エントリー締め切り
2024年7月26日〜8月11日 「2024パリオリンピック」開催期間

参照:UCIリリース(2022/7/4)

「Paris 2024 Olympic and Paralympic Games: qualification system for cycling events unveiled」
「Qualification system Paris 2024 Olympic Games – UCI Track(PDF)」
Olympics.com(日本語)