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「日本のサムライにもなれた」本人コメント
小さい頃バランスを取ることさえ苦手だった私は、自転車競技のトップに立ち、日本のサムライにもなることができました。ここまでの”ライド”は良いものでしたが、私にもナショナルチームに別れを告げる時がやってきました。
世界中のベロドロームで長年に渡り、自国を代表し誇りを持って戦ってきたことで、チェコの名を広めることができました。これからは長年共に戦い、私の原動力にもなっていた後継者である選手たちの出番です。彼らに敬意を送り、彼らをサポートしていきたいと思います。
今回の決断については以前から計画していました。これからの新たな挑戦を楽しみにしています。
自転車競技は私の人生そのものですし、今後も離れる気はありません。『トラックサイクリングアカデミー』の活動により注力していくつもりです。私が経験したように、多くの方にトラック競技の魅力を伝えていきたいと思っています。トラック競技への探究を続けていき、このスポーツの力になりたいのです。
成功も失敗も、今まで私と一緒に共に歩んできた人たち、支援してくださった方々に感謝します。世界で戦うためにサポートしてくれたパートナーの方々、私を毎日奮い立たせてくれたファンの方々にも感謝します。
そして家族や友人、チームメイトやコーチのみんなには特に感謝しています。皆さんのお陰で、今の私があります。私の最後のケイリン出走となる、6月17日の『GP Brno track cycling*』でお会いできることを楽しみにしています。
※「GP Brno track cycling」:クラス1の国際大会(チェコで開催)
トマシュ・バベクに関する記事は、こちら