2023年1月中旬に実施された自転車トラック競技日本ナショナルチームの沖縄合宿。過酷な「追い込み」の合宿の最中、年始に実施された『ケンブリッジGP』について太田りゆ選手(チームブリヂストンサイクリング所属)にインタビュー。3人旅の様子や、3日間のレースを通じて得た感触について話を伺った。

快適な3人旅

Q:年始にニュージーランドで実施された『ケンブリッジGP』。太田海也選手、ジェイソン・ニブレットコーチとの3人旅と聞きましたが、いかがでしたか?

楽しかったです。人数が少ないとやっぱり荷物が少ないですよね。自転車競技の大変なところって荷物の多さだったりするので、そういう点ではとても楽でした。

それにジェイソンコーチをほぼ独り占めにできたので、わからないことはすぐ聞けるし、ちょっとしたことでもたくさん話ができる。そういう部分も良い時間でした。

Q:3人旅は楽とのお話でしたが、とはいえ通訳もいない3人旅です。その辺りの問題は?

全然問題ありませんでした。ジェイソンコーチと一緒にいると「自分は英語が話せる」って錯覚することができるんです(笑)でもコーチ曰く、私は結構イングリッシュOKな人らしいです。

Q:今回のニュージーランドで覚えた英語はありますか?

特にないですね。(太田)海也はコーチから何か変な英語を教え込まれてましたけど(笑)

私は普通に外国の選手たちとも会話はできるし、暇な時間に英語の本とか読んでいるので、単語はある程度わかっていると思います。ワールドカップ(現:ネーションズカップ)や世界選手権で外国の選手たちと出かけたりもしているし……カタコトだろうけれど、コミュニケーションは取れていると思います。

Q:英語の本って、例えばどのような?

単語帳とかも見ますけど、ディズニーの絵本なども読みます。内容を知っているのでわかりやすいんです。興味があるものなら取り組むのが楽なので、「アナと雪の女王」とか「くまのプーさん」とか「美女と野獣」とか……時間はかかるけれど、英語で読みました。

「捲りが怖い」を克服

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