2022年12月27日から29日にかけて『オランダ2022国内選手権トラック』が開催された。またその10日前の12月17日にはオムニアムのみの国内選手権も実施されており、本記事ではその結果をまとめてお届けしていく。
世界チャンピオンを数多く輩出してきた強豪国オランダ。オランダの国内王者となれば、世界レベルでも有力候補として注目に値する。
2023年シーズンから本格的に始動する「2024パリオリンピック」への出場権争い。その前に開催された本大会では、どんなチャンピオンが誕生したのだろうか。
男子短距離
個人3種目が実施された男子短距離。スプリント・ケイリンでは、両種目において現世界チャンピオンのハリー・ラブレイセンが優勝。
2位にはタイマン・ファンルーン、3位にはダーン・クールが続き2種目ともTOP3は同じ結果となった。
タイマン・ファンルーンは2022年のネーションズカップ(第2戦)チームスプリントの優勝メンバーであり、スプリントのU23ヨーロッパチャンピオン。強豪オランダ男子短距離チームを担っていく若手選手だ。
1kmTTではそのタイマン・ファンルーンが国内タイトルを獲得している。
なおジェフリー・ホーフラントやロイ・バンデンバーグ、サム・リグトレーなどの主力選手たちは今大会出場を見送っている。
スプリント
選手名 | ||
1位 | ハリー・ラブレイセン | Harrie Lavreysen |
2位 | タイマン・ファンルーン | Tijmen van Loon |
3位 | ダーン・クール | Daan Kool |
ケイリン
選手名 | ||
1位 | ハリー・ラブレイセン | Harrie Lavreysen |
2位 | タイマン・ファンルーン | Tijmen van Loon |
3位 | ダーン・クール | Daan Kool |
1kmTT
選手名 | ||
1位 | タイマン・ファンルーン | Tijmen van Loon |
2位 | ラーズ・ロマイン | Lars Romijn |
3位 | ダーン・クール | Daan Kool |
女子短距離
同じく個人3種目が実施された女子短距離。スプリント・ケイリンではステフィー・ファンデルピートが2冠を達成。
2022年にはチームスプリントでネーションズカップやヨーロッパ選手権にてメダルを獲得し、世界選手権ではケイリンで銅メダルを獲得している。
世界トップレベルの活躍を見せ、2022年のチャンピオンズリーグにも出場。総合5位で大会を終えている。
その他500mTTを制したキンブリー・ケイリーなど、20歳前後の若手選手の活躍が目立った。
ステフィー・ファンデルピートとともに2022年のチャンピオンズリーグへ出場したシェーン・ブラスペニンクスやロリーヌ・ファンリーセンなどのその他主力選手は、今大会への出場を見送っている。
スプリント
選手名 | ||
1位 | ステフィー・ファンデルピート | Steffie van der Peet |
2位 | キンブリー・ケイリー | Kimberly Kalee |
3位 | ルビー・ハウシュマン | Ruby Huisman |
ケイリン
選手名 | ||
1位 | ステフィー・ファンデルピート | Steffie van der Peet |
2位 | ルビー・ハウシュマン | Ruby Huisman |
3位 | ロネケ・ヘラーツ | Lonneke Geraerts |
500mTT
選手名 | ||
1位 | キンブリー・ケイリー | Kimberly Kalee |
2位 | ロネケ・ヘラーツ | Lonneke Geraerts |
3位 | オーシュマハイン・ハルク | Roosmarijn Geluk |