2022年12月17日、『オーストラリア2023マディソン国内選手権』が実施された。マディソン種目において、世界選手権やオセアニア選手権にて上位に位置しているオーストラリアチーム。

この記事では2023年になる前に、一足先に開催された本大会の結果をご紹介していく。

ロードシーズンに配慮した開催?

マディソンのみ開催された本大会。2022年大会(3月)でもマディソンのみ、その他種目より早く国内選手権が個別に開催されていた。

ルーカス・プラップ(INEOS Grenadiers)

この個別・早めの開催には、ロードシーズンとの重複を避けるという目的がありそうだ。

オーストラリアのトラック中長距離種目には、ロードでも活動する選手が多くおり、ロードシーズンにおける開閉幕の時期は大まかにトラック競技と同じとなっている。2024パリオリンピックの選考や出場枠争いが本格的に始まる2023年シーズンを前に開催することで、ロードでも活躍する選手に出場の機会と日程的な余裕を与えるための配慮がなされたと推測される。

パリへ向けた熾烈な戦いが、年明け前からスタートしていることを示す大会だ。

短距離種目

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