グロ ケイリンは6位もポイント差をキープ
女子短距離はここまでの総合トップ3が以下となっている。
レース前の注目はグロがこれまでケイリンで好成績が少ないことから、ケイリンの成績次第での、他の選手たちの逆転の有無が焦点となった。
第1戦:1回戦敗退
第2戦:1回戦敗退
第3戦:2位
第4戦:6位
1回戦は先行して1着で決勝へと駒を進めたグロ。
決勝は以下の6人との戦い。
ヘッティ・ファンデヴォウ(オランダ)
シェーン・ブラスペニンクス(オランダ)
ステフィー・ファンデルピート(オランダ)
マチルド・グロ(フランス)
マーサ・バヨナ(コロンビア)
マリー・クアメ(フランス)
レースはペーサー退避の残り3周でグロが先頭に出ると、オランダの3人組が外から仕掛けてくる形となる。
最終周回では4番手にいたバヨナが一気に加速して位置を上げていくと、グロは失速して位置を落としていく。最終ストレートでオランダ勢をかわしたバヨナが先着、続いてブラスペニンクス、ファンデルピート、ファンデバウ。グロは6着でフィニッシュ。
結果的にはレース前に暫定2位だったケルシー・ミシェルが決勝進出を逃したため、大きく差を詰められることもなく、女子短距離選手たちの最終種目スプリントに8ポイントのアドバンテージを有して臨むことになった。
スプリント前、暫定総合順位
1位:グロ:120ポイント
2位:ブラスペニンクス:112ポイント
3位:ミシェル:110ポイント
Keirin goes to @MarthaBayona14 tonight 🇨🇴 #UCITCL #TrackCylcing pic.twitter.com/6TIUrFphJE
— UCI Track Champions League (@UCITCL) December 3, 2022
グロ 2024パリオリンピックに向けて安定した強さを発揮
ここまでの4戦のうち3戦でグロが優勝しているスプリント。安定した走りで最終戦も決勝まで勝ち上がり、対戦相手はケルシー・ミシェル(カナダ・暫定3位)となった。
決勝の前に既に総合優勝が事実上決定していたグロだが、レースは後ろからミシェルを追い込んでの勝利。
UCIトラックチャンピオンズリーグ2022大会、最終日、最後のレースを有終の美で飾った。
She did it! @gros_mathilde wan the last Sprint of the season against @_kmmitchell and became officially the #UCITCL Women’s Sprint Champion 👑#TrackCycling pic.twitter.com/EnHBEuCZkm
— UCI Track Champions League (@UCITCL) December 3, 2022
女子短距離カテゴリーの総合優勝はマチルド・グロ。2022パリオリンピック大会に焦点を合わせるフランスのスプリンターが2022世界選手権スプリントチャンピオンに加えて、新たな称号を獲得した。
熱狂を生んだ逆転劇 新チャンピオンはリチャードソン【短距離】&イムホフ【中距離】/『UCIトラックチャンピオンズリーグ』第5戦・ロンドン大会