自転車競技をお仕事にしている人たちってどんなことしているの?子どもにそんなことを言われた人は……あまりいないと思いますが、自転車に関わっている人ならば、そんな機会が人生に一度はあるのでは?
今回は2022年11月3日に三島のチームブリヂストンサイクリングクラブハウスで実施された「お仕事体験会」で取材を実施。三島に住む子どもたちを中心に行われた体験型の自転車競技振興についてお伝えする。
チームブリヂストンサイクリングお仕事体験会
舞台は三島のチームブリヂストンサイクリングクラブハウス。筆者は初めてチームブリヂストンサイクリングクラブハウスを訪れたが……
凄い!
会社のロゴマークに自転車。
飾られている栄光の数々。
カッコ良い写真も展示されている。
メカルームに、トレーニングルーム。
そして健康やゴミの分別に目を光らせる太田りゆ選手。
伊豆ベロドロームに行けない時には、この場所でトレーニングを行うことも可能になっている。完璧な場所だった。
メニューは3本立て
当日のメニューは以下の3種類:
①メカニック体験/洗車
②補給食作り疑似体験/見学
③ロードバイク試乗/体験
いずれのコースも現役選手の徳田優選手、沢田時選手、山本哲央選手、河野翔輝選手、今村駿介選手、窪木一茂選手、兒島直樹選手、松田祥位選手、早川裕紀メカニック、宮崎景涼監督らの豪華布陣が、担当ごとにアシストしてくれる。
メカニック体験 オイルを一滴一滴
早川裕紀メカニック(以下、早川メカ)によるメカニック体験は安全を考慮しての内容。
まずは早川メカが自転車の洗い方の指導をする。
豪快に水をかけて家庭用洗剤入りの水でゴシゴシ♪
「多い時には1日30台位洗いますよ~」と言いながら自転車を綺麗にしていく。
2022世界選手権トラックのスクラッチで世界2位となった窪木一茂選手も「凄いスピードで走るので、機材に不備がないようにしっかり洗ってもらうことは大事」と子どもたちに説明を行う。
確かに自転車競技は機材スポーツなので、安心安全に楽しみ、トレーニングするためには日々のメンテナンスがとても大事。自分の自転車も久しぶりにメンテナンスしてみようと思った筆者です。
一通り説明が終わったところで、今度は乾いた自転車のチェーンに対し一滴一滴オイルを垂らしていく体験会が行われた。
子どもたちからは「なんでチェーンにオイルを垂らすの?」といった疑問も上がり、一つ一つ丁寧に説明していく選手やチームスタッフたち。