中身はその日の気分で決める 補給食作り
メカニック経験をした後は、宮崎監督による、補給食作り体験会。
「このパンをくり抜いて、中にジャムを入れます。中身は監督のその日の気分です」と語り、慣れた手つきでジャムパンを作っていく宮崎監督。
最後はしっかりくり抜いたパンで蓋をすると、あら元通り!
「これはジャムが入ったパンではなく、ジャムがメインで、パンがサブです。パンはジャムをこぼれないようにサポートしているだけ」と、大人は笑ってしまう内容だが、子供には難しいか…… ”ジャムパン”は選手たちのポケットに入るように綺麗に包装された。
「多い時には10個位食べる」とハイカロリーなパンについて語るのは今村選手。子どもたちから「虫歯になっちゃうよー」の声も上がった。
子どもたちが体験したのは疑似ジャムパンを包む体験。実際のレースの際は選手たちのために愛をこめてパンを包んでいる宮崎監督、その作業を特製スポンジを使って体験してもらうと……うーん、以外と包むだけでも難しい。
出来た疑似補給食を選手の背中に入れてみる子どもたち。
背中に何故ポケットが?との声もあがったが、常に前傾姿勢で走るサイクリストは背中がフリーなのだと明確な返答がくる。
参加者にはチームの帽子など、豪華プレゼントも用意されていた。
走り出したら止まらない ロードバイク試乗
最後はロードバイク試乗。準備運動後、クラブハウス内に用意されたキッズフレームに乗り、目の前に設置されたZwift上で自分が動く様を見ていく。これには子どもたちも大興奮!普段乗ることのないロードバイクの乗車に加えて、自分の動きと連動してアバターが動いていく。
どうやら大人には分からない子どもたちが目を輝かせる要素がたくさん詰まっていたようで、中には30分ほど乗り続ける強者も出てくる結果となった。もちろん現役選手とプロチームのスタッフによるサポートで乗車条件は安全で快適だ。
これ以上はないであろう環境で、子どもたちにとって大興奮の体験会となった。
チーム認定証書を受け取り チームのメンバーに!
最後はチームの認定証書を1人1人が監督から受け取り、正式にチームのメンバーに認定。
記念に集合写真を撮り、キッズたちにとって大興奮の体験会が幕を閉じた。
参加者インタビュー
「あの自転車とモニターが欲しいー。パパー買ってー」
「ロードバイクって乗ると腕が痛くなるんだ。知らなかったです」
「凄く面白かったです。また来たい」
などなど、様々な反応が返ってきました。
渋谷淳一 チーム戦略室長 インタビュー
Q:今回の目的を教えて下さい。
チームとしての「ファン作り」が一番の目的です。やはり地域の人たち、子どもたち、保護者の方々、そしてご協力企業、スポンサーの皆さまへチームの活動を知ってもらい、応援してもらうことが必要です。
そういった多くの方のサポートによって、選手たちは目標達成へ向けて、近づく力を得られます。
今回の体験は、選手たちを応援してくれる子どもたちを選手たちが応援する。「チームのお仕事体験」です。
チームの活動を通じて皆さまと一緒に自転車競技を盛り上げていく。それが目的でした。
今後もこのような活動を続けていくとのことだが、次回は未定。誰もが楽しめる内容なだけに、機会があれば是非参加してみていただきたい。