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松井宏佑

松井宏佑, 立川競輪場, 関東カップ HPCJC スポニチ杯,F1

引退を決意したのは2週間くらい前(9月中旬ごろ)でしたね。今年に入ってハロンのタイムもずっと更新出来ておらず、自分が得意としているケイリンでも、国際大会への出場機会はあったものの結果を出せず、モヤモヤした気持ちがずっとありました。

今後についてコーチと話す機会があり「パリオリンピックを目指し続けるのは厳しいんじゃないか」という話をし、競輪へ専念しようと決めました。家族もいますし、中途半端な気持ちで競技を続けるより、競輪をやり抜こうと決めました。

引退の書面には9月24日、30歳の誕生日という節目を引退日として書いています。

Q:チームの仲間にはいつ伝えた?

世界選手権の前、最後の伊豆ベロドロームでの練習時、皆様へそれぞれ個別に伝えました。フランクな形ですよ。

松井宏佑, 最終日3RS級特選, オールスター競輪, 西武園競輪場

Q:今後は伊豆を離れる?

今後はホームバンクである平塚競輪場を拠点にするつもりですが、まだ少しだけ伊豆へ留まり、世界選手権(10月12日〜16日)で皆が不在の間は中野慎詞くんの練習パートナーをするつもりです。

Q:今後競技の大会へ出る意向は?

今の所ありません。気持ちを切り替え、競輪を一番に考え、それが落ち着いてから考えます。

Q:今後を担う選手たちへ一言お願いします。

僕はこれで引退ですが、一日一日を大切に精一杯練習してパリオリンピックで活躍出来るよう頑張ってください。

Q:競技者、松井宏佑を応援してくださった皆様へ

今まで応援して下さりありがとうございました。僕なりに必死にもがいて頑張ってきました。これからも燃えたぎる様な熱い走りをする、という事は変わらないので、競輪で応援していただければと思います。ありがとうございました!

新山響平

新山響平, 立川競輪場, 関東カップ HPCJC スポニチ杯,F1

ジャパントラックカップ(7月28日〜31日)の前日頃、引退を決意しました。

ジャパントラックカップで手応えを感じられたら考えも変わっていたかもしれませんが、ネーションズカップなどで結果を出せず、この先競技で強くなれる感触が無く、気持ちも折れかけていたので、引退についてコーチへ相談しました。コーチへ相談をしたのは全日本選手権トラック(8月26日〜29日)の直前の頃です。

ジェイソン(・ニブレット)コーチは「調整して臨んだ大会でもないし、成績が良くない事は仕方がない面もある」と言ってはくれましたが、それは他の皆も同じ条件でしたし。それでも結果を出し、色々と見えてきている人もいると思いますが、僕は先があまり見えませんでした。すごく苦しい気持ちで居たので、それを競輪に持ち込んでしまい、競輪も良くなくなる事が怖い気持ちもありました。それで区切りをつけようと思いました。

Q:チームパシュートで世界を目指す気は?

起用してくれるなら頑張ります(笑)

新山響平, 河野翔輝, 橋本英也, 山本哲央, 男子チームパシュート, 決勝 1-2位決定, 2022全日本選手権トラック

全日本選手権では、短距離選手ながら中長距離種目チームパシュートに参加していた

Q:今後の拠点は?

今後も伊豆を拠点として活動をしていくつもりです。伊豆は暖かく環境も良いので。今(9月30日時点)はフランスへナショナルチームの皆が行っていて、中野は練習相手が居ないし、自分としてもナショナルチームで練習を出来ることはプラスなので、皆が帰って来るまでは一緒に練習をさせてもらうつもりです。

その後は渡邉一成さん達と一緒にCSCで練習をさせてもらえればと思っています。

Q:今後を担う選手たちへ一言お願いします。

競輪のレースを見る限り、中野や太田海也は力を出し切るレースをしているし、そのまま実力がついていけば世界でもメダルを狙えると思うので、これから先頑張ってもらいたいですね。

Q:競技者、新山響平を応援してくださった皆様へ

3年位の短い期間でしたが、良い練習環境を提供してくれたHPCJC、そのために協力をしてくださった競輪界の方々、HPCJC杯の様な開催のおかげで僕は成長できたと思うので、本当に感謝で一杯です。今後はお客様へ恩返しを出来るように、もっと技術を磨いていきます。ナショナルチームの後輩と連携する際にはワンツーが決められるように頑張ります。

新山響平 中野慎詞 松井宏佑, 立川競輪場, 関東カップ HPCJC スポニチ杯,F1
新山響平, 立川競輪場, 関東カップ HPCJC スポニチ杯,F1

コーヒーは中野がご馳走したもの。新山「今まで飲んだコーヒーで一番美味しい」