2021年よりスタートした『UCIトラックチャンピオンズリーグ』。2年目となる2022年も開催されることが決定し、日程・開催地に加え、出場選手についても発表された。
本記事では、2024パリオリンピックを最大の目標とした場合、『UCIトラックチャンピオンズリーグ』がどれぐらい重要な大会なのかについて解説していく。
どんな大会なの?
まず、『UCIトラックチャンピオンズリーグ*』がどんな大会なのか。開催方式などの面から簡単にご紹介する。
※以下「トラックチャンピオンズリーグ」
全5ラウンドを戦うシリーズ戦
トラックチャンピオンズリーグは、例年11月〜12月に複数ラウンドが実施されるリーグ戦。2022年大会は全5ラウンドで行われる。
全3戦があるネーションズカップと違うところは、同じ出場選手により全5ラウンドが争われる点だ。”選手個人によるリーグ戦”と言っても良いだろう。
実施種目は4種目のみ
トラックチャンピオンズリーグで実施されるのは、以下の4種目のみ。種目数が少ないため、各ラウンドは1日で完結する。
短距離:スプリント、ケイリン
中長距離:スクラッチ、エリミネーション *
※大会公式種目とは別に、ポイントレースも実施。後述にて解説。
出場者は招待制
トラックチャンピオンズリーグの大きな特徴の1つが、出場選手の決定に招待制を採用している点。
直近の世界選手権にて表彰台入りを果たした選手*など、出場枠の獲得を保証する選考基準もある一方、明確な基準や条件などがない”招待枠”を獲得して出場することも可能なのだ。
全出場枠は合計72枠。男子・女子の短距離・中距離それぞれに18人ずつ出場できる。そしてこの同じ72人が全5ラウンドを戦い抜き、最終的な総合順位を争っていく。
※特定の種目のみ
出場者選考方法について詳しくは、以下記事をチェック。
「招待制」って何?どうすれば出場できるの?チャンピオンズリーグの選考基準とは?/『2022 UCIトラックチャンピオンズリーグ』11月12日開幕
その他、特殊な演出や賞金など、エンタメ的な特徴については以下記事をチェック。