『2022世界選手権トラック』男子オムニアムに出場した今村駿介が前半戦で暫定1位となる”見せ場”を作って6位となった。優勝は2年連続となる優勝を果たしたイーサン・ハイター(イギリス)。

『2022世界選手権トラック』の開催4日目、10月15日には男子オムニアムが実施された。出場は24人。日本からは今村駿介が出場した。

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第1種目スクラッチ 1周追い抜きで2位

レースは残り5周。今村とキーランド・オブライエン(オーストラリア)、アーロン・ゲイト(ニュージーランド)の3人が集団を1周追い抜いてアドバンテージを得る。他に集団を1周追い抜きする選手はおらず、最後は3人の選手たちの着順で勝負が決まることになる。

勝負は最終周回前、ゲイトが集団前方に上がっていくと、オブライエンと今村は追うことが出来ず。まずはゲイトが先着、そして最後に加速した今村が2着、オブライエンが3着となった。

今村は、最初の種目を2位として、次のテンポレースへと臨む。

スクラッチ結果PDF

第2種目テンポレース 唯一の2ラップを達成

テンポレースでは、序盤に今村を含む集団が抜け出して1周追い抜きを成功させる。一気に大量20ポイントを獲得した今村は、その後はひっそりと集団内で走行し、周回を重ねていく。

残り24周、ゲイト、キーランドがアタックすると、集団から2人を追うのはイーサン・ハイター(イギリス)、ベンジャミン・トマ(フランス)、エリア・ビビアーニ(イタリア)、今村など。

残り15周でアーロン、キーランド、ハイターがラップ(1周追い抜き)し、次いで今村を含む追走集団もラップを成功させると、今村が唯一2回のラップを成功させた選手としてトップに。

レースはそのまま大きな動きはなくフィニッシュ。この種目を今村は41ポイントの1位で終えた。2位はハイターで29ポイント、3位はゲイトで24ポイント。

テンポレース結果PDF

第3種目エリミネーション アクシデントで順位を落とす

今村は終始集団前方でレースを展開していくが、残り10人となったところで隣にいた選手と接触、失速してしまう。除外周回で挽回しようと試みるも、最後は届かず。この種目を10位として、総合トップから総合3位へと転落してしまった。

この種目を制したのはトマ(フランス)、2位にハイター(イギリス)、3位はディラン・ビビック(カナダ)。

第3種目までの結果+暫定順位表PDF

最終種目 ドラマチックなフィニッシュ 今村は……

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