”1分切り”小原佑太が日本新

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小原佑太選手インタビュー

Q:予選の1分切りの日本新記録。出した時の気分を教えてください。

自分の中で1kmを1分切ることは最大の「成し遂げなければならない目標」のひとつでした。まず日本記録を更新できたことが嬉しかったし、この予選の走りから決勝はどう走れるか、ということも考えていました。

予選は5位での通過でしたが、残り1周までは2番手のタイムで走れていたので、それこそメダルを狙える位置だと思いました。

そういう意識で決勝に臨んだんですが、「メダルを獲りたい」の気持ちが全面に出過ぎていたようです。終わってからジェイソン(・ニブレットコーチ)に「アップ中の気持ちのコントロールができていなかった」と言われました。綺麗なペダリングじゃないとも言われましたね。

やっぱりいざメダルが狙えるとなった時、気持ちのコントロールがすごく大事だと実感しました。今回チームスプリントでも気持ちの面で失敗してしまったので、同じ失敗をしてしまったなというのはあります。でもまず、1分を切れたことはとても嬉しいです。

Q:走る前はどのような気持ちでしたか?

チームスプリントで失敗してしまい、自分の残り種目は1kmTTだけでしたので、やっぱりかける思いは強かったです。今回ジェフリー(・ホーフラント)も走っていますけど、チームスプリント3走を走る上で1kmTTは大きな指標になると思います。ここで世界との差をどれだけ縮められるかが、チームスプリントを踏まえても楽しみな部分でした。

今回、世界の中で自分が通用するということがわかりました。チームスプリントでも良いタイムを出せていましたし、このまま自分たちの力、チームの力を信じて進んでいくことで、オリンピックや来年の世界選手権のメダルを狙っていけると感じます。指標になった大会でした。

Q:1分を切った時の気持ちはどうでしたか?

日本を発つ時点で1分を切る気持ちは強かったですし、自分の中で目標にしていたラップタイムをずっと出し続けられていました。1分を切ることは、不思議と不思議ではなかったです(笑)

Q:過酷な種目ですが、最後の1周の背中を押したものはなんだったんでしょう?

今回中野(浩一)さんもいらっしゃってるんですが、去年から「1分切ります」と言っていてずっと切れていなかったんです。「今回頑張れよ」と言われたことがすごく励みになりました。それから新田(祐大)さんともTwitter上でやりとりをしていて……

中川(誠一郎)さんの記録を抜くことは、オリンピックに出た先輩たちに次を任せてもらうという意味でも越えたい目標だったので、そういう気持ちが励みや粘りにつながったと思います。

Q:今回の「痛み」はどうでしたか?

決勝を走った後、チームピットまで戻る際の記憶がありません。今回の痛みを表現するとしたら、腿をきつーく圧縮して、うさぎ飛びを100回位したら、僕の痛みを経験出来ると思います。この痛みは競技者ならば皆さん味わってもらいたいです。他の種目を行ったとしても、最終的には「1kmよりマシだ」となれますからね(笑)

Q:1分を切った景色はいつもと違いました?

いつも以上にキツかったです(笑)!

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