『2022世界選手権トラック』、日本の中長距離のエースである梶原悠未が今大会の初種目に出走したが、集団から抜け出すことが出来ずに11位でフィニッシュした。優勝はマルティーナ・フィダンザ(イタリア)。2021年に続き、この種目で2連覇を果たす結果を成し遂げた。

フランス・パリ郊外のサン=カンタン=アン=イブリーヌで開催の『2022世界選手権トラック』。日程は10月12日~16日となっている。初日の10月12日には、女子スクラッチが実施され、世界中から24人が参加したレースには日本から梶原悠未も参戦した。

スクラッチ ルール

定められた距離を、最も早く走り切った選手の勝ち。今大会では、40周回10kmでの戦いが繰り広げられた。

残り6周までは予定通り、しかし……

レースは集団がひと塊となり、選手間でのけん制が行われつつ、周回を重ねていく。集団からの飛び出しもないまま迎えた残り10周。集団のスピードが徐々に上がっていく中、梶原も位置取りを始めていく。

残り5周ほどで前から5番目辺りと好位置に居た梶原だが、外から位置を上げてくる選手たちに囲まれて前に出られない状態となってしまう。

残り周回数が少なくなっていき、いよいよ最終周回に入ると、集団から一人抜け出したのはディフェンディングチャンピオンのマルティーナ・フィダンザ(イタリア)。

一気に先頭に出たフィダンザは、後続を突き放して単独でフィニッシュラインを駆け抜け、2年連続の優勝を成し遂げた。

梶原は位置を上げることが出来ずに集団内でフィニッシュ。最終成績を11位とした。

選手インタビュー

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