準決勝 先行、粘りの3着で決勝へ

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ハリー・ラブレイセン選手インタビュー

Q:おめでとうございます。決勝のレースはどうでしたか?

戦術として何をするかを考えてはいませんでしたが、残り500mで勝負することに決めました。今日は絶好調でした。

Q:昨日のチームスプリントの銀メダルが本日へのモチベーションとなりましたか?

もちろん昨日は残念だったし、世界王者になりたかったですが、悪いレースではありませんでした。ただ、世界チャンピオンジャージを欲していたことは間違いありません。

Q:少し東京よりも身体を絞りましたか?

じつは少し増やした位で、パワーは失っていないです。

Q:あとはスプリントを残すのみですね。

はい。また頑張ります。

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Q:今日の目標はどうでしたか?

決勝に乗ることをまず目標にしていました。乗ってみてどんなレースができるかなと思っていましたが、一番前を引いてしまって……得意な位置ではなかったので、そこで迷いが出てしまいました。気持ちの弱い部分が全面に出てしまったと思います。

あまり考えずに、引いた番号と相手次第で、流れでいくということは決めていました。1回戦から準決勝までは自分としても納得できるレースでしたが、決勝だけはレースに参加できていませんでした。すごく悔しいです。

Q:準決勝と決勝はやはり違いました?

ほかの5人も強いメンバーで、雰囲気もちょっと違って……のまれてしまった部分は少なからずあったと思います。

Q:レース全体を振り返っていかがですか?

自分の得意な戦法も試せましたし、ラブレイセンなどと比べた時、自分の足でも展開次第では通用するとわかりました。次につながるレースができたと思います。

Q:今シーズンは良い流れが続いていたと思います。

はい。去年(2021年)の世界選手権は出るだけ、という感じでしたから、この1年悔しい思いをしながら練習を詰めてきました。自分の力がついたことを実感できた1年でした。来年のネーションズカップではしっかりメダルを獲って、次の世界選手権に繋げたいと思います。

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Q:準々決勝を振り返るとどうでしょうか?

ちょっと考えすぎました。自分のレースができたら良かったのですが、それができていなかったです。

Q:1回戦はかなり調子で先行していましたが、今日のコンディション自体は?

良かったです。でも気持ちの面で後手になっていたと思います。

Q:準々決勝は4着までに入れば準決勝に進出でした。その辺りの意識もあった?

いや、4着上がりだと考えていると結局負けてしまうことが多いので、1着を目指していました。

Q:前に出られなかった要因とは?

前後に力のある選手がいて、それを考えすぎたと思います。残り3周の時点で1回位置を上げて、前の方にいたら勝負圏内だったと思います。あとは残り2周のところで前に行けていたら、たぶん1人は見逃してくれてたと思うんです、みんな飛びつき待ちでした。その辺も見れていなかったですね。

Q:5着でフィニッシュした時、気持ちはどうでした?

勝負できない位置にいたので……不甲斐ないです。

Q:昨年(2021年)は決勝に乗って5位。今年の結果を踏まえて、今後はどう考えていますか?

まだ前向きに捉えています。ただやっぱりここで結果を出しておかないと厳しかったとは思います。

Q:去年と比べて世界との差は縮まりましたか?

勝負はできると思います。ただ自分の立ち位置を把握できていませんでした。思い違いもありました。「戦える」という部分と「現実的な力」がちょっと離れていたと感じました。それが敗因のひとつです。

Q:来シーズンからオリンピックポイントが付与される、オリンピック枠獲得に向け重要な戦いとなってきます。数ヶ月後にはネーションズカップも控えていますが目標をお願いします。

とにかく決勝に上がって勝負ができる位置にいないといけないです。全体として力をつけなくてはいけないし、気持ちの面でも不甲斐なさがあります。気持ちを強く持てればたぶん仕掛けられていたので。体がついていくように、気持ちもしっかり成長させたいです。

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