JICF International Track Cup 2022、男子ケイリンを制したのは快速ルーキーの中野慎詞。最後はナショナルチーム期待の2人新人の先着争いを制して表彰台のトップへと上がった。2位は同じく期待のルーキー太田海也。

2022年8月6日、7日の日程で行われているJICF International Track Cup 2022。舞台はTIPSTAR DOME CHIBA(旧:千葉競輪場)だ。

7日に実施されたのは男子と女子のケイリン。男子種目にはナショナルチームから寺崎浩平(ナショナルチーム)、太田海也(ナショナルチーム)、小原佑太(ドリームシーカー)、中野慎詞(ドリームシーカー)の4人がエントリー。JAPAN TRACK CUP2022に続き、海外からの強豪も含め計25人が参加した。

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決勝

ナショナルチーム所属の4人は全員が揃って決勝へと進出。

決勝メンバー:
寺崎浩平(ナショナルチーム)
太田海也(ナショナルチーム)
小原佑太(ドリームシーカー)
中野慎詞(ドリームシーカー)
カン・シンフェン(台北)
森田一郎(朝日大学)

並びは森田、中野、カン・シンフェン、小原、太田、寺崎となりペーサー離脱の残り3周回へ。レースは残り2周半で4番手の小原が動き出すが、前のカン・シンフェンと並走となり残り2周へ。

次に動いたのは中野。2番手から先頭へ出ると、その後ろにはカン・シンフェン、太田が続く。一方で小原は5番手まで位置を下げてしまう。

最終周回に入ると、先着争いは前の3人に絞られる。太田が3番手からじりじりと加速していくが、中野もペースも落とさずに最終ストレートへ。

粘る中野と追い上げる太田の勝負は、中野が逃げ切って先着。自転車一つ分の差で太田が2着、僅差でカン・シンフェンが3着となった。

最終結果は以下の通り:

優勝:中野慎詞(ドリームシーカー)
2位:太田海也(ナショナルチーム)
3位:カン・シンフェン(台北)
4位:寺崎浩平(ナショナルチーム)
5位:小原佑太(ドリームシーカー)
6位:森田一郎(朝日大学)

最終結果PDF

女子は決勝まで勝ち進んだ元世界チャンピオンのリー・ワイジー(李慧詩:香港)が残り2周で先頭となると、他の選手を寄せ付けずにそのままフィニッシュ。JAPAN TRACK CUP IIの優勝に続き、国際大会で2連勝を遂げる結果となった。

最終結果PDF

選手コメント

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