アジアチャンピオンの佐藤水菜が、2019ケイリン世界チャンピオンのリー・ワイジー(李慧詩)を破り女子ケイリンを制した。

会場は伊豆ベロドローム。2022年7月28・29日がジャパントラックカップ I、30・31日がジャパントラックカップ IIとして、続けて2つの大会が開催されている『2022ジャパントラックカップ I / II』。29日には女子ケイリンが実施された。

12選手がエントリーし、日本からは6月のアジア選手権でアジアチャンピオンとなった佐藤水菜、前日のスプリントで優勝した梅川風子、アジア選手権でスプリントを優勝した太田りゆの3人が出場。2019世界チャンピオンのリー・ワイジー(李慧詩:香港)を含む海外勢もエントリーした。

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レースは1回戦と決勝の2本。日本勢は3着まで勝ち上がりの1回戦で着内に入り、3人が決勝戦へ進出を果たす。

佐藤が圧巻の走りで先着

決勝戦の並びは以下の通り:

梅川
佐藤
太田
リー・ワイジー
チョー・サンヨン(韓国)
ヨン・チョーユー(香港)

まずはペーサーが退避する残り3周を前に佐藤が梅川との距離を作っていく。先頭に梅川、離れて後方に佐藤を含む他の選手たち。

残り2周となるところで、後方からチョー・サンヨンが位置を上げて先頭に出ると、合わせて佐藤が位置を上げて2番手、梅川は3番手となって残り1周半。後方にいたリー・ワイジーが加速して仕掛けるとレースは最終周回へ。

外から位置を上げてくるリー・ワイジーだが、2コーナー手前で2番手の佐藤の位置に近づくと、佐藤がフル加速し先頭へ。

その後はスピードに乗った佐藤を誰も捕まえることができず、単独でフィニッシュラインを駆け抜けた。2着はリー・ワイジー、3着は最後に大外から位置を上げた太田りゆ。4着に梅川風子という最終結果。

リザルト

1位 佐藤水菜 日本
2位 リー・ワイジー LEE Wai Sze 香港
3位 太田りゆ チームブリヂストンサイクリング

リザルトPDF

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