パリオリンピック・トラック実施種目
ではどの種目が実施され、それぞれ何人まで出場できるのか見てみよう。
2024パリオリンンピック・トラック競技では、男女ともに以下の6種目が実施される(※東京2020同様)。
短距離種目 | スプリント、ケイリン チームスプリント |
中長距離種目 | オムニアム、マディソン チームパシュート |
合計「190」の出場枠
6種目が実施される2024パリオリンピックでは、男女それぞれ95人、合計190人の出場枠が設けられている。
男子3人制、女子2人制となっていた従来のチームスプリントが、新たに男女とも3人制に統一され、史上初、男女平等に出場枠数が設定された大会となる。
各種目において、各国が獲得できる最大出場枠数は以下の通り。
スプリント・ケイリン:2人
オムニアム:1人
マディソン:1チーム(2人)
チームスプリント:1チーム(3人)
チームパシュート:1チーム(4人)
ただし、以上6種目を合計して各国から出場できる最大人数は男女それぞれ7人まで*。1つの国から全6種目へ出場する場合は、複数種目へ出場する選手が必須となる。
※同大会において、異なる自転車競技の出場枠を獲得した選手に限り、各国は男女それぞれ最大1人まで、トラック種目に出場させることができる。従ってその場合、各国から出場できる最大人数は男女それぞれ実質8人ということになる。ただし、本ルールは「自転車」の場合、トラック種目のみに適応される。
種目別、出場枠の分配方法
全6種目のおいて、オリンピックランキングをもとに出場枠が分配されるのだが、各種目でその仕組みがやや異なっている。
順番に見ていこう。
チームスプリント:8チーム(24人)が出場
・オリンピックランキング上位8位の国に対し、1チーム分(3人)の出場枠が与えられる。
・本種目への全出場選手数は、8チーム×3人の合計24人。
スプリント・ケイリン:30人ずつが出場
・チームスプリントの出場枠を獲得している国を除き、スプリント・ケイリンそれぞれのオリンピックランキング上位7位の国に対し、出場枠が1枠ずつ与えられる。
・チームスプリントの出場枠を獲得している国を除き、スプリントのオリンピックランキングで上位7位に入りスプリントの出場枠を獲得した国には、ケイリンに1選手をエントリーさせる権利が与えられる。
・同様に、チームスプリントの出場枠を獲得している国を除き、ケイリンのオリンピックランキングで上位7位に入りケイリンの出場枠を獲得した国には、スプリントに1選手をエントリーさせる権利が与えられる。
・チームスプリントの出場枠を持つ8国には、スプリント・ケイリン両種目に2選手をエントリーさせる権利が与えられる。
ただし、当枠の対象となるのはチームスプリントを含むその他のトラック種目、またはその他の自転車種目にも出場する選手のみ。
・全体の最大出場枠数はスプリント・ケイリンそれぞれ30人ずつ。