第2種目テンポレース アタックとラップの応酬

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梶原悠未選手インタビュー

Q:テンポレースはアタックが多かったですが、あのような展開になると難しい部分があるんでしょうか。

そうですね、いつもなら一列棒状で、スピードが速いところから展開が起こります。でも今日は比較的レーススピードが遅い展開で、ちょっと自信のない走りをしてしまったと思います。テンポレースをしっかり研究し直したいです。

Q:エリミネーションは思ったようにできましたか?

はい。研究し続けている種目なので、百発百中のレースができるようになったんじゃないかと思います。

Q:エリミネーションでは、バルサモ選手が最後に行って、追いつけない展開でした。最後の1対1は、体力やポイントの都合によっては行かせてしまう、といったこともあるんでしょうか?

常に1つでも良い順位を目指してはいるのですが、オムニアムにおいて大切なのは「すべて上位でまとめる」ということなので……エリミネーション単体のレースとは、また違った思惑で走ることもあります。ただ、最初の3種目での2点差は、実質的には4点差だと思っています。2点の差を取り返して順位的に上に立つためには4点取らなきゃいけないわけですから、そういうことも考慮に入れています。

Women's Omnium, 2022 Track Nations Cup, Milton, Canada

Q:ポイントレースは探り探り感があるように見えたのですが、ご自身としては?

序盤はリカバリーできるかを見ながら走っていたんですが、それができると思ったところからは、切り替えてポイントを取りにいくことができたと思います。

オリンピックの後から、オムニアムの全種目において、世界全体として変化していると感じます。その変わっていくレースを研究し続けて常に上位に入れるようにしていきたいです。

Q:本日のレースでの収穫はどうでしょうか?

テンポレースは悪いレースをしてしまったのですが、課題だったポイントレースなどで収穫の多いレースができました。自分がどこまでできるのかを自分自身として知ることができましたし、コーチたちにも見せることができました。スイスに戻ってからも諦めずに継続していきたいと思っています。

とりあえずこれを見て!ネーションズカップ第2戦リンク集

なおこの大会の模様はSPEEDチャンネルにて放送予定。詳細は決まり次第お伝えしていく。

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